検索窓
今日:1 hit、昨日:17 hit、合計:8,988 hit

36話 ページ39

勇利side

ヴィ「じゃあ、一旦水分とろう。」


ヴィクトルのこの一言で、全員がスケートリンクから上がった。

ユ「…はぁ、はぁ。初っ端から…、とばしすぎじゃね……。」

南「勇利くんは……、毎日こぎゃん練習…しとったんですか…?」

勇「いや、僕も今日始めてヴィクトルの指導受けたから、今日から…かな?」


さすがにキツイよなぁ…
1人はロシアから単身で来た中学3年生
もう1人も引っ越して来たばかりの高校1年生

僕よりも年下だから体力がないこともあるんだろうけど、疲労がたまってるのか2人ともバテはじめている。
そう考えるとヴィクトルは結構スパルタなのかもしれない…。


『おーいヴィクトルー。』
ヴィ「なんだいA!?」


相変わらずの反応の早さに、思わず苦笑いをしてしまう。

ユ「ヴィクトルって、本当にAにゾッコン、って感じだよな〜。」

南「兄ちゃんは昔も今もモテモテじゃけん!!」

勇「僕と友達になってからは、ほとんど告白をされてなかったよ。
あー…でも確かにモテそうかも…。
イケメンだし、性格だっていいし、音楽の才能あるし……」

もう数えきれないよ!!

きっといじめられっ子の僕を庇ってるせいで、みんなから距離を置かれちゃったんじゃないかな…。
そう思うと、今でも胸が苦しい…けど、僕は僕でAを独り占めできるわけだし!!

…まあ、もう今はできないんだけどね……!

すると、どうやら話し終わったようなヴィクトルが声をかけてきた。



ヴィ「今日はもうあがろう。」

ユ「なんでだよ?!」

ヴィ「みんな疲れてるみたいだからね〜、怪我も怖いし、今日は休もう。」

ユリオはまだ少しやりたそうな顔をしているが、やっぱり疲れてるせいか素直に頷いた。

Aの方を見るとちょうど目があって、グッと親指を立ててドヤ顔している…。



Aの仕業だったのかな…?

37話→←35話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
設定タグ:ユーリ , 男主 , 小梅
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

小梅(プロフ) - 無気力系塩キャラメルさん» コメントありがとうございます。更新停止してしまい、本当に申し訳ありませんでした!更新できない間、まだ出ていないキャラクターと主人公との関係性やストーリー構成を考えることができたので、これからも小説更新に勤しみたいと思います。 (2017年2月20日 21時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
無気力系塩キャラメル - 合格おめでとうございます!続きが読めることがとても楽しみです!更新頑張ってください! (2017年2月20日 21時) (レス) id: c1b4f14014 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» 少々複雑ですが、そう言っていただけると嬉しいです笑 (2017年1月5日 12時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
莱都(プロフ) - 悶えてたら親にキモがられました笑 (2017年1月4日 17時) (レス) id: df90fb3b12 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» コメントありがとうございます。可愛いと言っていただけて、とても嬉しいです。これからも可愛いと思っていただけるようなユーラチカを書いていきたいと思ってますので、よろしくお願いします。 (2017年1月4日 17時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小梅 | 作成日時:2016年12月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。