31話 ページ33
ヴィクトルside
「…あのぉ、ヴィクトル先生?大丈夫ですか??」
ヴィ「うぅ…Aロスだ…。」
俺は今、壮絶なAロスに襲われていた。
Aに会えない、会えなすぎる!!!
基本的に、A達のクラスの1日にある英語の授業は1時間。
そして、予想以上に多い(俺が参加する)英語の授業…。
つまり、Aと触れ合える時間がほとんどないのだ!!!!
Aに会う(願わくば結婚する)ために日本に来たのに…、こんなのあんまりじゃないか?!
これじゃあ今まで以上に仲を深められない………。
「あ、あの…」
ヴィ「Be quiet.(静かにして。)」
彼女は同じ英語担当の先生だ。
ゆるく巻いた茶髪に赤いリップ、幼く可愛らしい顔つきには似つかわしくないミニスカート(下心が丸見えである)。
そして何よりも、
一目につかないところにきては、(豊満な)胸を強調しながら俺の腕にまとわりついてくる。
彼女はこの学校に着任して3年目と、年齢にしては長めである。
そのため俺は彼女と同じクラスを担当することが多く、2人きりになることが多いのだった。
俺が見向きもせずに冷たく言い放つと、彼女は紅潮させていた顔を青くして俯いてしまった。
そこまで傷つけるつもりはなかったんだけどね、まあそんなことAのことを考えることにはこれっぽっちも及ばないよ!!←
ウンウンと頭を抱えて唸っていたが、俺は思い出した。
ヴィ「次はAたちのクラスじゃないか!!!!」
俺はついついガッツポーズをきめてしまった。
そして、蒼白な表情を浮かべる女教師を置いて教室へ向かうのだった。
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小梅(プロフ) - 無気力系塩キャラメルさん» コメントありがとうございます。更新停止してしまい、本当に申し訳ありませんでした!更新できない間、まだ出ていないキャラクターと主人公との関係性やストーリー構成を考えることができたので、これからも小説更新に勤しみたいと思います。 (2017年2月20日 21時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
無気力系塩キャラメル - 合格おめでとうございます!続きが読めることがとても楽しみです!更新頑張ってください! (2017年2月20日 21時) (レス) id: c1b4f14014 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» 少々複雑ですが、そう言っていただけると嬉しいです笑 (2017年1月5日 12時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
莱都(プロフ) - 悶えてたら親にキモがられました笑 (2017年1月4日 17時) (レス) id: df90fb3b12 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» コメントありがとうございます。可愛いと言っていただけて、とても嬉しいです。これからも可愛いと思っていただけるようなユーラチカを書いていきたいと思ってますので、よろしくお願いします。 (2017年1月4日 17時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小梅 | 作成日時:2016年12月11日 0時