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28話 ページ30

Aside

ユ「なんでお前は怖くねぇんだよ…。」

『だって俺、幽霊の正体知ってるし。』

ユ「…お前、視えるヤツだったの?」

『な訳ないでしょ…。』


俺の後ろにひっつくようにして歩くユリオ。
強気のくせにビビりか!!!
まあ、15歳だし、しょうがない。可愛いし。





『ユリオくん、この写真がわかりますかね。』

ユ「…あ。」


そう、長い髪の毛の女の人とは、俺の母の写真である。
ユリオだって見たことあるはずなのになぁ、夜だからビクついていたのだろう。

『まあ、こういうことだ。次回から一緒に寝たいなら、素直に言いな。』


まあ、流石にあんなに小さい写真を幽霊と見間違うなんて、普通はない。
奇跡的にユリオが適当にした証言と現場が一致していただけなんだろうなぁ。
もー、素直に言ってくれれば喜んで布団に入れるのになぁ〜。

ちなみにユリオは、顔を真っ赤にして俺で隠すようにして服を掴んでいます、やっぱり図星か!!



『…ユリオくん、もうすぐ出る時間だよ〜。制服に着替えようか。』

渋々動き出すユリオにホッとすると、時計の針はもうすでに8時5分を指差していて、結構ヤバ目だと思った…。


『ユリオ〜、出れる〜??』

ユ「あぁ、すぐ行く。…あの、一つお願いしたいことがあんだけど……。」

『…んだよ、改まって。また顔赤くなってんぞ。』

うっせぇ!!と言い返してくるあたり、やっぱお前は反抗期だ。
もごもご言うな!時間もないし、ハッキリ言いたまえ!



ユ「俺、お前には……ユーラチカ、って呼んでほしい…。」



、、、

ユリオ、否ユーラチカのデレ可愛いな!!

『あぁ、そうかそうか、よしよしユーラチカ!!』

抱きしめながら撫でると、腕を回して俺の服を掴んでくるユリ……、ユーラチカ。
本当の弟みたい、可愛いなぁ…。

『よし、じゃあ勇利待たせてると思うし、そろそろ出ようか。』


あの引き剥がした時のあのユーラチカの絶望のような顔を、俺は多分一生忘れないと思う。←

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小梅(プロフ) - 無気力系塩キャラメルさん» コメントありがとうございます。更新停止してしまい、本当に申し訳ありませんでした!更新できない間、まだ出ていないキャラクターと主人公との関係性やストーリー構成を考えることができたので、これからも小説更新に勤しみたいと思います。 (2017年2月20日 21時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
無気力系塩キャラメル - 合格おめでとうございます!続きが読めることがとても楽しみです!更新頑張ってください! (2017年2月20日 21時) (レス) id: c1b4f14014 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» 少々複雑ですが、そう言っていただけると嬉しいです笑 (2017年1月5日 12時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
莱都(プロフ) - 悶えてたら親にキモがられました笑 (2017年1月4日 17時) (レス) id: df90fb3b12 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» コメントありがとうございます。可愛いと言っていただけて、とても嬉しいです。これからも可愛いと思っていただけるようなユーラチカを書いていきたいと思ってますので、よろしくお願いします。 (2017年1月4日 17時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小梅 | 作成日時:2016年12月11日 0時

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