24話 ページ26
Aside
ユ「うめぇ!!!」
食パンピロシキを一口食べたとたん、止まらないかのようにパクパクと食べ続けている。
うん、確かにこれ美味いかも!
気に入ってもらえてよかった、と言いながら、ティッシュで口の周りをぬぐってやった。
『気に入ってもらえたなら嬉しいよ、まあもうちょっとお口周りを気にして欲しいところだけどね。』
ユ「う、うっせぇ!!自分でやる!」
恥ずかしそうにティッシュを奪い取るユリオは、思春期を彷彿とさせる。
俺にもこんな時期、あったのかな??
いや、でも中学生のころから俺一人暮らしだったわ。
そういえば。と、寝床のことを思い出してユリオに言ってみた。
『あ、それでさ、布団の話なんだけど…。』
食べる手を止めるユリオ、まあ結構大事なことだしね。
『俺がリビングに布団敷いて寝るから、ユリオは俺の部屋のベッドで寝て。』
お、おう…と返事をしているけど、ユリオは少し元気がなさそうに見えた。
プライベートな部分は誰でも持ち合わせているし、彼だって思春期の男子だ。まだあって間もない奴と一緒の部屋なんて嫌だろう……
と思ったのだが?!
あれ、俺なんか変なこと言ったっけ?!?!
『ユ、ユリオ…、ひょっとしてなんか嫌だった…?』
ユ「べ、別に…」
ビクッと体をはね上がらせ、まるで図星かのような反応をする。何を企んでいるんだ??
『まあ、寝心地とかもあると思うし、嫌だったらどこでも寝ていいから!
じゃ、歯磨きしてくるね〜。』
ユ「俺も行く!!」
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小梅(プロフ) - 無気力系塩キャラメルさん» コメントありがとうございます。更新停止してしまい、本当に申し訳ありませんでした!更新できない間、まだ出ていないキャラクターと主人公との関係性やストーリー構成を考えることができたので、これからも小説更新に勤しみたいと思います。 (2017年2月20日 21時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
無気力系塩キャラメル - 合格おめでとうございます!続きが読めることがとても楽しみです!更新頑張ってください! (2017年2月20日 21時) (レス) id: c1b4f14014 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» 少々複雑ですが、そう言っていただけると嬉しいです笑 (2017年1月5日 12時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
莱都(プロフ) - 悶えてたら親にキモがられました笑 (2017年1月4日 17時) (レス) id: df90fb3b12 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» コメントありがとうございます。可愛いと言っていただけて、とても嬉しいです。これからも可愛いと思っていただけるようなユーラチカを書いていきたいと思ってますので、よろしくお願いします。 (2017年1月4日 17時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小梅 | 作成日時:2016年12月11日 0時