21話 ページ23
勇利side
『最後にここが音楽室、ハイ終わり〜。』
4階の一番端っこである音楽室を紹介し、Aによる校内案内は終わった。
ヴィクトルは、もう終わっちゃったのかと少し残念そうである。
昇降口へ向かってる最中、ほとんど会話がない中のユーリの一言によってこの事件(?)は起こったのだ。
ユ「…なぁ、A。」
『どしたの、ユーリくん。』
ユ「…俺も、呼び捨てで呼んでほしい。なんか、俺だけ違うみたいで嫌だ。」
『んーそっか〜…』
ここまでは良かった、きっとAはニックネームをつけようとしてくれていたのだ。
しかし……。
ヴィ「ねぇ、ずっと思ってたんだけどさ…、勇利とユーリ、名前が一緒ですごく紛らわしいんだよね。」
ユ「俺も思ってた!!!ユーリは2人もいらない!!」
え、えぇぇ…!?
慌てて視線をAに向けても、
『…まあ、それは否定できないかな。』
えぇぇぇぇぇぇ?!?!
これは、僕が改名する感じなんですかね、さすがに後輩に(いろいろと)負けっぱなしは嫌なんだけど!!←
『じゃあさ、ジャンケンして負けた方に別の名前を付けようよ。』
ヴィ「それいいね!」
ユ「はぁ?!こいつの名前変えりゃいいだけだろうが!!」
『流石に不公平だしね〜。じゃー行くよー、出さなきゃ負けよ〜、最初はグー、ジャンケン……』
流れるようにことは進み、結果として僕は勝ってしまった。
そして、彼につけられたニックネーム、それが……
『ユリオ。ユリオでよくない??』
ヴィ「Aが言うならいいと思うよ、俺には日本人のネーミングセンスはわからないけどね。」
ユ「はぁぁぁぁぁぁ?!?!」
勇「よろしくね、ユリオ。」
調子に乗って肩に手を乗せると、案の定飛び蹴りされた。
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小梅(プロフ) - 無気力系塩キャラメルさん» コメントありがとうございます。更新停止してしまい、本当に申し訳ありませんでした!更新できない間、まだ出ていないキャラクターと主人公との関係性やストーリー構成を考えることができたので、これからも小説更新に勤しみたいと思います。 (2017年2月20日 21時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
無気力系塩キャラメル - 合格おめでとうございます!続きが読めることがとても楽しみです!更新頑張ってください! (2017年2月20日 21時) (レス) id: c1b4f14014 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» 少々複雑ですが、そう言っていただけると嬉しいです笑 (2017年1月5日 12時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
莱都(プロフ) - 悶えてたら親にキモがられました笑 (2017年1月4日 17時) (レス) id: df90fb3b12 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - 莱都さん» コメントありがとうございます。可愛いと言っていただけて、とても嬉しいです。これからも可愛いと思っていただけるようなユーラチカを書いていきたいと思ってますので、よろしくお願いします。 (2017年1月4日 17時) (レス) id: b13ebfc049 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:小梅 | 作成日時:2016年12月11日 0時