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実咲side
起きたら…亜嵐くんの家にいてビックリした。
寝室で一人寝かせてくれてたみたい…。
さっきは亜嵐くんが来てくれて…ほんとに助かった。
泣きじゃくった私を精一杯支えてくれて…
変な噂がたったら大変なのに来てくれて…
そう考えると…申し訳ない気持ちと幸せな気持ちが両方混じってた。
･
今日翔平の姿を見た時…傷ついたし、辛かったけど
正直…気持ちが吹っ切れた気がした。
翔平に対して申し訳ない気持ちよりも
翔平も別れて幸せになれるならそれでいい
またもう一度守れる人が出来たなら…
安心してお互い離れられると思った。
だから今日ちゃんと気持ちを亜嵐くんに話す。
しっかり決意を決めて寝室を出た。
･
･
微かにテレビの音がする部屋へ…
ドアを開けると…亜嵐くんの姿がなくて…
「亜嵐…？」と呼ぶと…
ソファーから起き上がる姿があって…
亜嵐くんの姿を見るだけで…
胸がすごいドキッと跳ねて幸せだった。
亜嵐くんにお邪魔してますと挨拶して…笑
この家に女の子を入れる事が初めてみたいで
すごい嬉しかった。
立ってるのも変だったし、
嬉しかった勢いで亜嵐くんの目の前に座った。
寝起きの亜嵐くんもかっこよくて…
髪が少し崩れてる姿も全て愛おしくて…
亜嵐くんの顔をじっーと見入っちゃってたら
優しい顔でニコッと笑ってくれて…
完全に心を持ってかれました…。
亜嵐くんの前に座った事を失敗したと思った笑
でもいきなり亜嵐くんの眼差しは真剣になって
亜嵐「ねぇ実咲…？もう旦那から離れてもいいんじゃないかな？」
私も話すって決めてたし、
そう言ってくれてすごく勇気をもらえた。
多少なり…早くね？とかそれでいいの？とか
言われるかなって不安もあったから…。
でも予想とは真逆で
一緒に前に進んで行こう？って言って私の手を引っ張って亜嵐くんの隣に座らせてくれた。
安心と嬉しさでまた涙が流れた…
「亜嵐ほんとにありがとう。1番に話すって決めてたから、話聞いてくれる？」
亜嵐「もちろん、聞かせて？」
「来週の水曜日、翔平に会ってくる。それでね、離婚をしようと告げようと思ってるの。
私は、GENERATIONSの亜嵐ファンだったからこそ今の自分があって…こうやって亜嵐やみんなとも出会えて…本当に今幸せなの。
だからって別れを決めたわけじゃないけど、みんなに言われた通り、自分を隠してこれからの人生を生きていくなんて難しいと思った。
自分らしく生きたいからそう決めたの」
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作者名：M | 作成日時：2018年10月22日 1時
