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わいわい言い合いしてたら
亜嵐くん達が来てからあっという間に
1時間くらいたっていた。
亜嵐くんに散歩しに行かない?と言われて
龍友くんと歩美は家にいるとのことなので
2人で外に散歩する事になった。
夜になると外は涼しくて…
夜道のライトがすごく綺麗だった。
亜嵐「めっちゃ綺麗だね!俺こういう夜道好きなんだよね。」
「私も好き!散歩とかよくしてた!笑」
亜嵐「そうなの?同じ事に共感出来るっていいよね!」
「すごい嬉しい…!亜嵐…?…1つだけお願い事があるんだけど…」
亜嵐「ん、どうしたの?」
「私だけ亜嵐って呼ぶのいやだから、実咲って呼んでくれないかな…?」
亜嵐「え!いいの?」
「もちろん!実咲って呼んでもらえるなんて…すごい嬉しいよ…?」
横を見ると暗くて…分かりづらかったけど…
少し亜嵐くんの顔が赤くなってた気がする。
私もね…
横には大好きな亜嵐くんがいるって事を
考えるだけで顔が赤くなるのがわかる。
でもそれと同時に翔平とどうして行くか決まってもないのに揺らいでる事が翔平に申し訳なくて…
自分がどうしたいのか全然わからなくなっていく。
またこうやって考えると気分が落ちていくから
考えないようにしてるけど…
そう思うほど…翔平の事が浮かんでくる…
さっきまですごく楽しかったのに…
今はすごく悲しい…
亜嵐「実咲…?こっち向いて…?」
「え…恥ずかしいから…無理…」
ねぇ…って言われながら…顔を亜嵐くんの方に向けられた…
亜嵐「やっぱりね…ほら泣いてる」
なんでわかったの…
亜嵐くんの方に向けられたと同時に涙が零れた。
「亜嵐くんの横にいれて嬉しいと思ったら、涙出て来ただけだよ?」
亜嵐「ほんと?でも実咲は悲しい顔してる…」
と言って…私の涙を拭いてくれた。
亜嵐くんの顔を見るとすごい悲しそうな顔をしていた…。
その姿を見たら…これ以上誤魔化せなかった。
「亜嵐といて幸せだなと思ったと同時に、まだ翔平との事がハッキリとしてないのに…自分の気持ちが揺らいでて…正直どうしたいのかもわからないの…亜嵐といるから考えないようにしてたんだけど…考えないようにすればするほど頭から離れなくなっちゃったの…ごめんなさい。」
亜嵐「謝らなくていいの。話聞かせて…?」
ちょうど散歩してる道に小さな公園があったから
そこのベンチに座って話をした。
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作者名:M | 作成日時:2018年10月22日 1時