もう2度と、離さない。II (ページ4)

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3 shuta ページ4

家にある帰れば、Aが急いで玄関に来る音が聞こえたけど、

何となく合わせる顔が無くて部屋に入った。

それでも、あの時の状況を事細かく説明してくれるし必死になって謝ってくれるし、

俺もこれ以上彼女をする悪いようにはしたくなかったから

仲直りした。

末「やっぱAの飯が一番美味いわ。」

『ほんと⁉嬉しい…、！』

顔を緩ませて言う様子に思わず俺も笑みがこぼれる。

『何笑ってるの？』

それをまた、不思議そうに聞く姿も愛おしく感じる。

末「何でもない。笑」

『なら良いけど。』

食事を終えてキッチンでAが洗い物をする。

そこを後ろから抱きしめてみる。

耳をほんのり赤く染めて俯く。

『そんなされたら出来ないよっ』

恥ずかしさからなのか、少し早口で。

末「そんな強くしてないから大丈夫。」

『危ないよ、秀くん？』

まだ恥ずかしがるAに少し悪戯。

耳にそっとキスを落とす。

『…きゃっ！ちょ、秀くんっ！』

末「かーわい。邪魔してごめん。、俺残りの洗濯機回してくる。」

『あ、ありがとう…。』

俺が洗濯機の方に行った瞬間、Aの独り言が聞こえた。

『秀くんのああいうのはダメだ……、』

なんて可愛い事を言っている。

末「何で駄目なのー？」

そう問いかけて見れば焦った声色で

『な、な、ななな何でもない！』

いかにも漫画のような返しが返ってくる。

全く……、

これだから彼女は

末「可愛すぎるんだよな。」