検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:13,147 hit

2 ページ3

ドアが開いた音がして玄関に急ぐ。


その努力も虚しく秀くんはすぐに部屋の中に入ってしまった。


コンコン、


とノックをしてみたら無愛想でも返事をくれた。


末「何。」


『今日は本当にごめんなさい。実は秀くんのプレゼント選びにって思って…。』


言い訳みたいだけど、秀くんには本当の事を知っていて欲しいから。


末「知ってる。西島から聞いた。」


"俺もごめん。意地張ったわ。"


わざわざドアを開けてくれた。


許してもらえた事と、


何時間か振りの笑顔を言う見れて、


思わず涙が出て来た。


『うっ…秀、くん…ごめん、ごめんね、。』


末「おい、泣くなって!ごめんね、ごめん!泣くなよ…笑」


秀くんが抱きしめてくれてやっと涙が止まった。


それに気づいた秀くんは、体を言う私から離した。


末「んで、與さんには話した?」


『ううん、まだ。少し怖くて…。』


末「俺がやすみの時に話に行く?」


『そ、それは悪いから良いよ!』


秀くんに何かあったら嫌だし…と付け足せば少し不服そうな顔で私の頰を摘む。


『いひゃい…。』


末「俺ってそんなに頼りない?」


『あ、いや!そういうんじゃないの!ただ、これ以上秀くんが傷付くのが嫌なんだもん。』


恥ずかしくて語尾小さくなってしまった。


顔を上げれば、さっきまでの不服そうな秀くんはいない。


今は顔を真っ赤にして目を見開いてる秀くんがいる。


末「そういうのが反則って言うんだけど…。」


『…、反則?ってどういう事?』


末「変な所で鈍感なんだから。笑」


『……ん?』


末「Aはそこが可愛いんですけどね。』


『あ!ご飯食べよう?今日はドリアだよー。』


末「そうだな、食べよ。」


こうして無事(?)秀くんとは仲直りをすることが出来た。


このまま真司郎とも事態を大きくせずに事を終えられれば良いんだけど。

3 shuta→←1 you



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

shuchia。(プロフ) - さそりさん» 本当にお待たせしました!!待っていて下さって嬉しいです!! (2019年6月7日 17時) (レス) id: 8f2969320d (このIDを非表示/違反報告)
さそり - 待っておりました (2019年6月7日 17時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。(プロフ) - ありがとうございます! (2019年4月2日 21時) (レス) id: 8f2969320d (このIDを非表示/違反報告)
なな - 更新楽しみに待ってます (2019年4月2日 17時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:shuchia。 | 作成日時:2019年2月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。