文スト界のマキマさん3

108話 ページ28

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ



突然鳴り響く着信音



『すみません。私です』


着信相手を確認する



『すみません。少し出てきていいですか？』



国木田｢どうぞ｣




『ありがとうございます』



そう言い出ていこうとするA



天使｢…｣


無言でAを見つめる天使


いつもの無表情が少しだけ不安な顔になっている


それに気づいたAがすぐ戻るからねと微笑み部屋を出ていった




天使｢あいつ…｣ｷﾞﾘｯ



太宰｢いつかのあの上司からかい？｣



天使｢…多分ね


本当あいつ死ねばいいのに｣












コツコツコツコツ



探偵社の階段をおりたところで当たりを確認しようと顔を上げたA


すると



『ぅっ！…っ』



突然、心臓あたりを抑え苦しむA



すぐ様電話に出る



『もしも｢貴様私をいつまで待たせるつもりだ！！｣


…申し訳ありません、何分探偵社の面前でしたのですぐさま出るわけに行かず…』




出た途端怒鳴られるが、わけを話す


だが




｢口答えをするなっ！｣




『っ、ああああ！』



先程よりも強い痛みがAを襲う



｢いいか！

その様な状況になればすぐさま支配すればどうとでもなろうが！


屁理屈並べずさっさと出ろ！｣



『っ…し、かし


彼らの殆どは異能力者で、頭が切れるものが多い



小さな隙でも、彼らなら…いずれバレますっ』




そう、苦しみながらも何とか言うA




｢だからどうした？


先も言っただろう、支配の力を使えと



探偵社で過ごして変な情でも湧いたのか？｣

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