文スト界のマキマさん3

92話 ページ12

『昨日、私一人で新幹線に乗っていたところ何者かに銃撃されました


犯人を尋問したところ、ギルドに依頼された者のようで


金に釣られた捨て駒でした


ギルドはどこから情報を得たのか私の異能力の全容ではありませんが、一部を知っているようで…


公安を襲撃したのも、私を孤立させ殺すつもりだったからでしょう』




福沢「ギルドは探偵社と貴殿を遠ざけたかったと言う事か」



『はい』



国木田「しかし何故…


確かにAさんの異能力は強力です


敵もそれをわかっていたのにも関わらず、何故ギルドの異能力者ではないものを…」




福沢「確かに…あの男は金で雇い、邪魔者は全て消す


そい言う男だ


何故、A殿の時だけわざわざ…」





太宰「敵は、彼女をネズミと言った


と言うことは、彼女がネズミを支配できることは知っていたのでしょう


そして、彼女にネズミを使われたくなかった


だから万が一失敗したとしてもギルドを疑われないよう捨て駒を使った」





『まぁ、意味はなかったですがね


敵の考えはおおかた予想つきます


私のネズミを使っての能力といえば…そうですね


盗聴、盗視など捜索に使う様なことです


彼らは探されるのを忌避した』



国木田「一体何を…」



『さあ？それはまだわかりません


ですが、それはいずれ分かることでしょう



敵はもうすでに私が生きていることを知っています



そこで今度はギルドの腕の立つものがやってくるでしょう



その時にでも聞き出しますよ



どんな手を使ってでもね』ﾆｺ




天使「A久しぶりに怒ってるね」



『まぁね』


その後の話し合いで探偵社と異能力課でギルド逮捕の協力を結んで話は終わった



『敵の思惑を阻止するためにもことが終わるまでまたここでお世話になりたいのですが』



福沢「もちろん


こちらこそよろしく頼む」



『ありがとうございます』


太宰「短い別れでしたね」


『本当にね』ﾌﾌ



天使「はぁ


また皆うるさくなるよ」

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