文スト界のマキマさん3

82話 ページ2

とある駅のホームにて




「あの人が直々に私たちを呼び出すとは…


珍しいこともあるんですね」



「それほど事が大きいんだろう


実際、公安は襲撃に会いすでに死者も出ているそうだ」



「みたいですね…


全く、あの人のいる公安を狙うだなんて愚かな人もいるもんですね」



どこかの制服だろうか


赤いマントを羽織った二人の男がある人物を待っていた



一人は焦茶色の髪に特徴的な刺繍をした者


もう一人は片耳に鈴の髪飾りをつけた男



二人で少しの間話していると新幹線到着のアナウンスが流れた



彼らの前に新幹線が止まり、扉が開く


途端




「きゃーーーっ！！」


「早く降りろ！！」



悲鳴まじりに人々が雪崩れ込むように扉から出てきた



「っこれは一体！？…！



Aさんは！」



「っ中を見るぞ！」




二人が半ば飛びこむように新幹線に乗り込むとそこには床や壁、座椅子に血が飛び散っており



そして床には上半身が欠けたものや心臓部分に大穴を開けたもの、首から上が無い者など


血に塗れた光景がそこには合った



「これは一体…？」



『線内で銃撃に会いました


民間人に被害はありません』



前の車両の扉から血まみれのAがやってきた



「Aさん！


ご無事だったんですね」



『うん、平気だよ』

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