2BROには末者がいたようで？

間っ子は大変 ページ27

助けて下さい。

うちの兄と妹が酔っ払ってます

「なぁー？なんでお前はそんな可愛いの？」

『可愛いって言われるためかなぁ？』

酔っ払いの2人は距離感とか無くなっててソファで向かい合って座ってる

それはもう鼻がくっついちゃいそうなくらいには近い

「マジで空から落ちて来たんじゃない？」

『別に兄さんに見惚れて落ちてきた訳じゃないぞ？』

おかしいんじゃない？

もう一度言います。助けて下さい。

弟「もぉーどんだけ飲んだらそんなになるんだよ！早くお風呂入って寝なさい！」

『ん〜…面倒いからー…やッ』

弟「やッじゃない！！」

兄「じゃあお兄ちゃんと入ろっか」

弟「はあッ？！」

いい大人が何を言っているのだろうか
自分の歳わかってる？

『いいよー』

弟「ダメに決まってるでしょ！！」

小さい頃ならともかく今はダメだ

『じゃあ弟者、一緒に入ろ』

けたけた笑いながら名案だと顔をして言ってくる、本当は酔ってなくて遊ばれてるのではと思ってしまう

『ぶっちゃけこの歳で兄弟とお風呂入るの抵抗がありません！！』

弟「そんなのぶっちゃけないでいいから！」

恥ずかしい事を大きな声で言ってくるコイツは確実に酔ってる
酔うと素直になるのは適度な素直だから良いけど、これは素直になり過ぎ

放置だった兄者はそうとう機嫌が良かったのか寝ている、困らせるだけ困らせて寝やがった
体が大きいから運ぶのが大変なのに

まぁ酔っ払いが1人減って安心する

弟「もうお風呂いいから寝ちゃって」

『ん』

両腕を上げて抱っこを要求してくる

仕方ないから抱き上げて寝室まで連れて行く
子供みたいに顔を綻ばせて俺の髪を弄って遊んでいる

「はーい到着、じゃあおやすみ」

ここまで抱っこしてあげたのに俺の妹はまだ困らせてくる

『え〜一緒に寝ようよ、寂しいなぁ』

俺の腕を捕まえて逃がさないとでも言いたげに抱きしめて離さない

「………寂しいの？」

何も答えてくれないけど腕に力が入っているしお酒も入ってるから甘えたさんなのだろう

「……しょうがないなぁ」

俺がそう答えると嬉しそうにして腕を広げる

そこに入れと？…………マジか

結局俺の方が折れて一緒に寝たけど、兄者を放置して俺はベットでしかも末者と寝てることに怒られた

怒られたけどピッタリくっ付いてきて暑かったし気になってなかなか寝付けなかった

気になったもの？


……………察してよ



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