2BROには末者がいたようで？

長女的かわし方 ページ13

動画を撮り終え各々が暇を持て余していた時、彼女の一言から話は始まった

『あっねぇ聞いて、昨日ナンパされた』

弟「えっ！？」
兄「大丈夫だったか？顔は覚えてるか？」
お「兄者は何するつもりなのさ」
兄「内緒」

末っ子が道を聞かれただけで問題扱いになる2bro宅ではナンパは本当に大事件なのだ。大袈裟である

『ちゃんとお断りしたよ？』

兄「あたりまえ、俺より良い男しか認めん」

『それっているかな？』「えっ」

お「なんて言ってお断りしたの？」

弟「そーそー、なんて？」

彼らの目からみた末っ子は可愛くて仕方がない妹なのだ。相手に気を持たせるような発言をしていないかとてつもなく気になるものである

『まずね、

「君、可愛いね？ひとり？俺とお茶でもどうですか？」

て言われたのね？』

お「なんて古典的な」
弟「流石おついち先生は言うことが違うね」
兄「つづきは？」

『それで、こう、お腹を撫でながら幸せそうな笑みを浮かべて、いいえ？ふたりです♡って言っといた』

「「えっ？！」」
お「ウソだよね？」

『そりゃあもちろんウソですよ。そしたら苦笑いして「あっ…そ、そうですか。お幸せに」って言っていなくなってったわ』

お「僕でも言うかな」

『効果抜群でしょ？』

兄「驚いたわ」

弟「俺もだわ」

『兄さん達は驚きすぎだってば』フフッ

お「モデル頼まれてる時もなかった？」

『あーあったわー』

兄「モデルまで頼まれてたの？」

弟「うちの妹かなり凄いんじゃないの？」

話しだしたら止まらない妹凄いよ話、フラれた方もかなりの印象を残しているに違いない。実はそんな彼らと友達になっているのは末者の秘密だったり






.









.








『まぁ私は？2BROを一番愛してますから？そんじょそこらの男には着いて行きませんよ。



.




誰が一番って？




.




.




…………内緒……』シー

俺の妹は不思議だ→←弟者の呟き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す