黒 ノ 蝶

story32 ページ32

あ「ねぇ！侑李！涼介！聞いて！」






授業が終わり、片付けをしていた俺のところにAがきた。

え？英語？んなもん寝たよ。そらもうぐっすりと。
おかげで頭がすっきりしました。ありがとう。




まあそれは置いといて
授業が始まる前とは全く違い
前の、いつものAに戻っていた。

...授業が始まる前までの心配を返せ。






.







知「あれ？Aもとに戻ってる。」








片付けが終わったのか俺の席にきた知念。
それだけ言うと俺の前の席に座った。



...前の席の人戻ってきて座れなくね？

知念のことだからチャイムがなるギリギリまで
この席に座っているだろう。
ご愁傷様だわ。前の人。

ま、みんないろんな人の席を勝手に使っているからいいか。






.





あ「あ、侑李、丁度いいとこに！聞いて！」








1人興奮してるA。








知「うん、聞くけどさ。僕も1つ聞いていい？」


あ「なにー？」


知「さっきの時間どこに行ってたの？」






.







一気に静まるA。


せっかく戻ったテンションがまた一気に落ちたように感じた。

てかA居なかったのか。
寝てたからわかんね。






.






あ「...保健室に行ってサボってマシタ。」







何分かしてAはそう言った。


サボること言うのにそんなためる必要あった？
てゆうかビビりすぎじゃね？

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