オマエの姉ちゃん、オレの嫁３【東京リベンジャーズ】

♯１０５ ページ7

『…気をつけてね』


ﾀｹﾐﾁ「うん！行ってきます」



緊張した面持ちのタケミチを送り出す。私はウエストポーチに、包帯やら消毒液やら手当てに必要なものを詰め込んでいく。

ばじくん、かずくん、マイキーくん。三人が、そして他のみんなが無事であることを祈るしかない。頼んだよタケミチ…！



『……落ち着かない』



これから大変なことが起こるって知ってて、落ち着いてられるか！って感じ。遠回りして公園に向かおう。身体を動かしたい。

ぱぱっと動きやすい服に着替えて、ウエストポーチを持って、家を出る。




『……アポ無しは困るなぁ、半間くん』


半間「悪ぃとは思ってる…が、そうも言ってらんねーんだわ。オマエをお呼びだ。
ちっと付き合ってもらうぜ〜」



ドアを開けた瞬間、外は晴れてるはずなのに影が落ちた。顔を上げれば、にっこり笑顔の半間くん。まじか。何この状況。私狙い？
そんなことを考えていたら、腕を掴まれて強制的に外に連れ出される。そこには芭流覇羅(バルハラ)のメンバーが数人待機していた。あ、これ逃げられないやつだ、と瞬時に悟った。




半間「怪我させたくねぇんだわ。大人しくしてろ、なっ？」



信用できるかそんなんと思ったが、実際に腕を掴む力は弱い。逃げれるかどうかは別問題として、振り解こうと思えば全然出来る。手を縛られるとかもない。
大人しくしてれば、悪いようにはしない…らしい。とにかく。ここでボッコボコにされんのは困る。ずっと気絶してるとかシャレにならん。私救護部隊だからさ。




『……痛いのはやだからね』


半間「わーってるよ♡」



ここはひとまず、半間くんに従っておこう。何かされそうになったら鳩尾殴って逃げよう。これから抗争なんだし、何もしてこないと思うけど。

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