♯１２０ ページ22
千冬「それと…場地さんは隊長に戻るつもりはないそうです。タケミっちに、東卍を託すって言ってました」
『タケミチに…』
千冬「…オレはこれから、どうしたらいいんスかね」
千冬くんは視線を落とした。
東卍を辞めようかと考えていること。壱番隊を引っ張っていくのは荷が重いと思ってること。１人でいっぱいいっぱい考えてるんだなぁ。
『…辞めたいならそうすればいいし、気負わず誰かと背負えばいい。千冬くんのやりたいようにやっちゃえばいいよ』
ポン、と肩を叩いて笑顔を見せる。
誰も文句なんて言わないでしょ。千冬くんはそれだけの信頼と強さを持ってて、あの場地くんが認める男なんだから！そう伝えると、ちょっと照れくさそうに視線を逸らして、また少し考え込んだ。
千冬「…そうっスね。ありがとうございます。なんかスッキリしました」
『それは良かった。マイキーくんなり場地くんなり、色んな人に頼るといいよ』
はい！と元気のいい返事。千冬くん本当にいい子〜。愛でたい。
そんなこと考えながらにこにこしてたら、あの…と控えめに呼ばれた。
千冬「Aさん、どっか行きたいトコってありますか？」
『え？んん…水族館とか…』
千冬「じゃあ…！週末一緒に行きませんか？」
『えっほんと！？行きたい！！』
よっしゃ！とガッツポーズしてる。そんなに行きたかったのね水族館。一緒に行けるなんて嬉しいなぁ。集合時間とか、どこの水族館に行くかとか色々話した。超盛り上がった。なんかこれデートの約束してるみたいだな、なんて勝手に思ったりした。
千冬「オレ、家まで迎えに行きますよ」
『わざわざいいの？』
千冬「はい。その方が長く一緒に居られるんで」
千冬くんってサラッとそういうこと言うよな……と思いつつお礼を言った。真っ直ぐでいい子。可愛い子。
ﾀｹﾐﾁ「姉ちゃん！遅くなってごめ…あ、千冬じゃん。あれからずっと居てくれたの？」
千冬「……タケミっち」
ﾀｹﾐﾁ「えっ何、ごめんオレ悪いことした…？顔怖いよ千冬……？」
ようやく我が弟タケミチの参戦。タケミチと千冬くんはかなり仲良くなったらしい。良かったねぇ。
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ミルクレープ(プロフ) - Niarさん» わ！ありがとうございます〜！更新頑張ります✨姉ちゃんファイトですね！！ (4月5日 14時) (
レス) @page21 id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
Niar(プロフ) - おもしろーい！ご無理のない程度に更新頑張ってください☺️応援しています！！姉ちゃんもファイトだ💪 (4月5日 14時) (レス) id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - ヨゾラさん» えーー！とんでもね〜ハピネスコメントが届いていて幸せです❕💞ありがとうございます！！更新頑張りますのでこれからも読んでいただけたら嬉しいです🙌🏻 (4月3日 13時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
ヨゾラ(プロフ) - 初コメ失礼します！これまで見た東リベの小説の中で一番面白いです！！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (4月3日 13時) (レス) @page14 id: 0c095cdac6 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - ミルクレープさん» 分かりました、リクエスト楽しみに待ってます (3月28日 16時) (レス) id: 62e44145e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクレープ | 作成日時：2023年3月9日 23時
