♯１１１ ページ13
ポタポタッ
ﾀｹﾐﾁ「姉ちゃん……！？」
ナイフを持って突っ込んできたかずくんと、狙われている場地くんの間に割り込む。
刺さるのもやだし、かと言って避けられない。よって手でナイフを掴むという強行手段に出た。右手はかずくんの手掴んだから良かったけど、左手超痛い。結局痛いのに変わりなかった。手のひら痛い！！
かずくんはナイフを手放して、近くにあった鉄パイプをフルスイングする。それは場地くんの後頭部に命中。
一虎「邪魔すんなよ……！！」
再度振りかぶったそれは、私の方に向かって降ってきた。場地くんが私に庇ってくれたけど、足を踏み外して転がり落ちる。
千冬「一虎ぁぁ！！テメー何してくれてんだコラ！！」
そろ…っと目を開くと、場地くんの髪の毛がカーテンみたいになってて、大丈夫か！？と切迫したように問われる。
『私はなんとも…場地くんは！？２回食らって、』
場地「ばーか、そう何回も食らわねぇよ。マ、骨いったかもしんねーけど」
かずくんはいつの間にか私達よりも下の方にいる。タケミチが体当たりして遠ざけてくれたみたい。さすがは我が愛する弟。
場地くんは左手を何度か握ったり開いたりして、まぁ大丈夫だろと立ち上がる。
『待って場地くん……いった、！』
どうやら足首を捻ったらしい。上に登るのは難しいかもしれない。
場地くんＶＳ参番隊５０人。さすがに無茶だと言ったら、大丈夫だと千冬くんが遮った。
……マジじゃん大丈夫じゃん、てか瞬殺じゃん。
ちょっと焦った…いやかなり焦った。でも刺殺は防げた訳だし一安心？でもこれで諦める人じゃ無さそうだから、まだ警戒していた方がいいな。
千冬「場地さん！」
その声に勢いよく顔をあげる。場地くんは参番隊の人達を蹴散らして稀咲くんの目の前に立っていた。そう、立っていた。さっきまでは。
『場地くん！！』
場地くんは、あと一歩というところで膝をつき、そのまま前に倒れた。
え、何？何が起こったの？稀咲くんは何していないって言ってる。だったら何で場地くんは倒れてるの？
立ち上がろうと身体を動かすと、手が鉄パイプに触れた。その先は、とても鋭利で真っ赤に染まっている。
これは、場地くんの、血。
当たったのはどこ？背中？頭？あんなに勢いよく振りかぶっていたんだ。頭に命中していたらかなり危険な状態。
ああ、どうしよう、場地くんに手が届かない。
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ミルクレープ(プロフ) - Niarさん» わ！ありがとうございます〜！更新頑張ります✨姉ちゃんファイトですね！！ (4月5日 14時) (
レス) @page21 id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
Niar(プロフ) - おもしろーい！ご無理のない程度に更新頑張ってください☺️応援しています！！姉ちゃんもファイトだ💪 (4月5日 14時) (レス) id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - ヨゾラさん» えーー！とんでもね〜ハピネスコメントが届いていて幸せです❕💞ありがとうございます！！更新頑張りますのでこれからも読んでいただけたら嬉しいです🙌🏻 (4月3日 13時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
ヨゾラ(プロフ) - 初コメ失礼します！これまで見た東リベの小説の中で一番面白いです！！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (4月3日 13時) (レス) @page14 id: 0c095cdac6 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - ミルクレープさん» 分かりました、リクエスト楽しみに待ってます (3月28日 16時) (レス) id: 62e44145e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクレープ | 作成日時：2023年3月9日 23時
