オマエの姉ちゃん、オレの嫁３【東京リベンジャーズ】

♯１０９ ページ11

「おい女ァ！何逃げてやがる！！」


「灰谷兄弟を出し抜きやがったぞ！」


『タケミチどこ！？』



さすがに乱戦のど真ん中に突っ込んでいくのは危険すぎるので、マイキーくんやかずくんのいる廃車の山の方へ向かって走っていた。

タケミチが見当たらない。場地くんも稀咲くんも…。
でもここで焦ったら相手の思う壷。周りが見えなくなった方が負ける。心を落ち着かせながら、追いかけてくる芭流覇羅(バルハラ)の人達を撒く。靴重いのかな、って心配してしまったんだけど普通に足遅い。



ﾄﾞﾗｹﾝ「稀咲！よくやった！」



マイキーくんとかずくんがぶっ倒れているところに、芭流覇羅(バルハラ)の幹部たちが集まる。それを制したのが参番隊隊長に就任したばかりの稀咲くん本人だった。



ﾄﾞﾗｹﾝ「マイキーを任せた！！！」



……まじか。稀咲くんにマイキーくん任せちゃっよ。


でもこれ多分、稀咲くんのシナリオ通りだよね。
現状、東卍の勝利は絶望的と言っても過言じゃない。だってマイキーくん倒れてんだもん。かと言って、無敵と称されるマイキーくんがそう簡単に負けるとも思えない。

つまり、東卍が勝った時のためにこうやって活躍して成り上がり、もし負けたとしたらタケミチの見てきた未来のように芭流覇羅(バルハラ)として吸収する。


タケミチほんとにどこ？あの子のことだから絶対今焦ってるよね。落ち着け〜！！





そして稀咲くんの方にもう一度目をやると、ずっと探してた男の影。うわ〜〜〜！！見つけた！！



場地「このときを待ってたぜ」



そう言って鉄パイプをフルスイングして、防がれはしたものの稀咲くんを吹っ飛ばした。



『場地くん！』



早く彼の元へ急がねば！！と私は超加速した。この時の私、たぶんどこぞの黒足さんくらい早かったと思う。ちなみに航海士さんが１番好きです！
……はいすみません走ります。

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