三百二十九番星 ページ9
彼らから少し離れた所に、完全に気配を消して着地する。
……鳴呼、違う。
足を進めるとより強く感じる、メリオダスの力。以前とは比べ物にならない程強大。暴走するでもなく、今までと変わらないメリオダスの姿に何だかほっとする。
メリオダス「マーリン、オレを〈十戒〉の元に
トンデモ発言にその場の全員が絶句している。正気なのかとギルが反対しているが、マーリンは可能だと述べる。
力を戻して、早速敵陣に飛び込むつもりなのだろうか。いや、メリオダスは突拍子も無いことを言うが、決して無謀なことはしない。何か理由があるんだ。
マーリン「だが、一度転送すると此処へ戻るまで約十秒のタイムラグが生じる」
メリオダスはその十秒間、〈十戒〉に対して一人で凌がなければいけない。どれ程まで力が戻っているのか…。
マーリン「十秒後に戻ってくる時にはただの肉片かもしれん。それでもやると?」
メリオダス「おう、やるやる」
ヘンディ「メリオダス殿、あまりに無謀です!〈十戒〉の力は強大すぎる!!」
ヘンドリクセンが必死に止めようとしているが、メリオダスは一度決めたら考えを曲げない。阿呆そうに見えて、冷静に判断する奴だ。
それに何より、迷いがない。
それは、生きて帰って来れるという確信があるからこそ。
マーリン「では、これより〈十戒〉の元へ転送する」
『……待て』
気配を隠すのをやめ、マーリンの呪文を遮る。
直ぐ後ろに居たが、皆気づかなかったのだろう。気配を放った途端、全員が臨戦態勢を取った。おー怖い。
『そんな怖い顔するなって』
キング「へ……?」
ハウザー「A…!?」
暴走したのを
見た目の変化と言えば、牙が生えて爪が長くなり、瞳孔が猫のように縦長になっているくらい。
驚いてるなぁ、と呑気に考えながらメリオダスの目の前に立つ。
『私も連れて行け』
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ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ほんとにいつもありがとうございます!!超励みになります😭✨更新不定期なのに待っていてくださって、ほんと感謝です!!!これからもよろしくお願いします〜💖💖 (2023年3月11日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ハートの通知は区切りのいいとき(10個押されました、など)に来るようになってます!誰が押したかはわからないです!いえいえ全然!!こはねさんはいつもコメントくださるので嬉しいです!!コメント1つでハート100個分くらいの嬉しさがあります💞 (2023年3月11日 23時) (レス) @page48 id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 来るんだったら、私こんなにコメントしてくる癖にハート押さずに終わるなんて酷すぎないか、、!?と思ったところです、、、、。 (2023年3月11日 23時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 私続きが気になりすぎて、ハート押さずにすぐ次にいくんですけど、ハート押したらこはねさんがハート押しました的な通知って来るんですかね、、?? (2023年3月11日 23時) (レス) @page47 id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» この終わり方自分的に大満足だったのでそう言っていただけて嬉しいですෆ この先ちょっとストーリーが精神的ダメージ大きいので…何回か書き直すかもです……。どんどん更新していきますね!コメントありがとうございます⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2023年3月9日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2022年8月16日 13時