元星柱は大罪人６【七つの大罪】【鬼滅の刃】

三百五十一番星 ページ31

ｽﾚｲﾀﾞｰ「Aの服、この辺りではあまり見ないわね」


『着物という。前世での普段着だ』


ｱｰｻｰ「へぇぇ〜！
珍しいデザインだね…着こなすAも凄いよ！大人びて見える！！」


『ありがとう』


ﾍﾝﾃﾞｨ「し、失礼かとは思うけど…Aは幾つなんだ？」


『18』


ﾊｳｻﾞｰ「18？！うっそ、まじかよ……」


『どういう気持ちの顔だそれ』


ｷﾞﾙ「呼吸についても教えてくれないか！？」


『勿論』






質問は何でも受け付けるとは言ったが、こんなに質問攻めになるとは。エリザベスも、程々に…と私を気遣ってくれている。ありがたい。
すると、メリオダスが外から戻ってきた。





ﾒﾘｵﾀﾞｽ「おいお前ら、あんまAを困らせんなよ？」


ﾊｳｻﾞｰ「それもそうだな…悪ぃA」


『私は平気だ。
…メリオダス、その紙は？』




私の目線の先には、茶色がかったビラの様なもの。メリオダスは魔神の気配を察知して外へ行った筈。もしかしてその魔神が配っていたのか？





ﾒﾘｵﾀﾞｽ「大方Aの読み通りだ。
近日バイゼルにて大喧嘩祭りを開催する。尚優勝者にはいかなる望みも叶える権利を与える……だとよ」



バイゼルといえば、以前ディアンヌが大岩を落としたあの場所だな。なんだか懐かしい。





ﾒﾘｵﾀﾞｽ「なんとも魅惑的な優勝商品じゃないの」


ﾊｳｻﾞｰ「いやいや、絶対怪しいだろ！！」






メリオダスときたら、その大喧嘩祭りとやらに興味津々。祭り好きは相変わらずだな。
ハウザーの突っ込みは最もだ。ビラ配りを魔神にさせてるんだから、絶対〈十戒〉絡み。




『「どう考えても罠 だろ／です！」』





ヘンディと声が被った。


私たちを誘き出すつもりなのは明白だ。それなのに態々此方から出向くなんて馬鹿が過ぎる。

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