三百四十九番星 ページ29
メリオダスの計らいにより店内へ入り、席に着いた。
メリオダス達は信じてくれたが、疑われても仕方の無い話だ。
ふぅ、と一息つくとメリオダスが私の肩に手を添えた。隣にはエリザベスが。二人の大丈夫だと言うような笑顔に私は安堵した。
『信じられないかもしれないが、最後まで聞いてほしい。
私は_____』
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ヘンディ「て、転生……そんなことが起こるのですか…?」
『驚くのも無理はない』
ヘンディ、アーサー、ハウザーは目を見開いて呆然としている。急に莫大な量の情報が入ってきたのだ、そりゃあ混乱もする。
メリオダスが異常なまでにすんなり受け入れただけだ。
ギル「俺は信じるよ。Aの強さや、大人びた雰囲気にも納得がいく」
スレイダー「そうね。
転生した貴女と、星の数ほどある世界の中で出会えたのは…まるで運命よ。ロマンチックじゃないの」
うっとりしたように言い、スレイダーはギルと目を合わせる。此奴らも呆れるくらい人がいい。
すると、ヘンディが眉を下げて口を開いた。
ヘンディ「キミは本当に凄い人だ。
沢山の人の命を、その小さな背中に背負っていたのだな……」
『……ヘンディ』
ヘンディ「疑ってすまない。キミの目を見ればすぐ分かる事だったのに」
『あ、謝るなよ…』
まさか謝られるなんて思いもせず、慌てて顔を上げさせる。
先程から黙っていたアーサーが急に立ち上がり、自身の頬を叩くので、皆より私の方が混乱した。
『ちょ、アーサーまで何を……』
アーサー「ヘンドリクセン殿の言う通りです。Aの目は、何時も真実を映している…私達に嘘なんてつかない。
幼い頃から戦いに身を投じ、挙句知らない土地で一人になっても人を助けんとするなんて…到底出来ないよ。Aを尊敬しているけど、その気持ちがより大きくなった。
話してくれてありがとう」
私には勿体ない言葉だ。信じようも無い話を信じてくれて、疑ってすまないとまで言ってもらって……その上ありがとうだなんて。
嬉しくて、胸がきゅっと締め付けられるような感覚がした。
隣に座っていたハウザーが俯く私の頭を撫でる。
ハウザー「驚きはしたが、勿論信じるぜ。
もう一人であれこれ背負うなよ?俺達がいる」
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ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ほんとにいつもありがとうございます!!超励みになります😭✨更新不定期なのに待っていてくださって、ほんと感謝です!!!これからもよろしくお願いします〜💖💖 (2023年3月11日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ハートの通知は区切りのいいとき(10個押されました、など)に来るようになってます!誰が押したかはわからないです!いえいえ全然!!こはねさんはいつもコメントくださるので嬉しいです!!コメント1つでハート100個分くらいの嬉しさがあります💞 (2023年3月11日 23時) (レス) @page48 id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 来るんだったら、私こんなにコメントしてくる癖にハート押さずに終わるなんて酷すぎないか、、!?と思ったところです、、、、。 (2023年3月11日 23時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 私続きが気になりすぎて、ハート押さずにすぐ次にいくんですけど、ハート押したらこはねさんがハート押しました的な通知って来るんですかね、、?? (2023年3月11日 23時) (レス) @page47 id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» この終わり方自分的に大満足だったのでそう言っていただけて嬉しいですෆ この先ちょっとストーリーが精神的ダメージ大きいので…何回か書き直すかもです……。どんどん更新していきますね!コメントありがとうございます⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2023年3月9日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2022年8月16日 13時