元星柱は大罪人６【七つの大罪】【鬼滅の刃】

三百四十一番星 ページ21

『お前に何が起こってあんな事をしでかしたのか。私には分からない。どう接すればいいかも。

だから、ちゃんと説明しろ。私が分かるように、納得するようにな。話はそれからだ』






ヘンディは驚きつつ、強く頷いた。ありがとうごさいます、と言って。
起こってしまったことはもう取り返しがつかないのだ。あとはもう、受け入れるしかない。





『ほら、さっさと立て』


ﾍﾝﾃﾞｨ「ありがとう…本当に、ありがとうございます、A殿」






此奴の話し方も態度も、あの時とは違う。本当にヘンディなのかと疑う程。ペコペコと下手(したて)に出るような感じ……まじで嫌だ。発疹が出そう。







『っあーー！！その話し方やめろ！調子狂う！！』


ﾍﾝﾃﾞｨ「で、ですが私は大きな罪を…」


『それはいいって言ってんの！！そのA殿ってのも禁止だ！！あの時散々呼び捨てしてたじゃんか！』


ﾍﾝﾃﾞｨ「あの時は……」


『とにかくやめろ！お前味方なんだろ！？対等だ対等！！』





キレ気味に言い放つと、ヘンディはキョトンとした顔をした。私なんか変なこと言ったかよ…？
するとヘンディの目から涙が零れ落ちた。ピシィッと金縛りにあったような感覚に陥る。






え、何何何、まじで何、はぁぁ！？






『ちょ、おい……泣くなよ…言い過ぎたよな、ごめん…』


ﾍﾝﾃﾞｨ「いえ……Aのせいでは、」


『じゃあ泣き止んでくれよ……なぁ、』





グスグスと泣きまくるヘンディと、その隣で慌てふためく私。傍から見れば随分面白い光景なのだろう。皆くすくすと笑っている。それどころじゃ無いんだよまじで！！






ﾒﾘｵﾀﾞｽ「にししっ！お前ら、仲良くやれそーだな」

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