元星柱は大罪人６【七つの大罪】【鬼滅の刃】

三百三十九番星 ページ19

『どぅぇっ、アーサー！？』


ｱｰｻｰ「A…！起きて良かったぁ！」


『え、いや、これはどういう……？』





どっから声出してんだよ、と笑うハウザーにも何も返せない。そもそも状況が掴めていない。なにこれ。なんでアーサーに姫抱きされてんの。





ﾒﾘｵﾀﾞｽ「やーっと目が覚めたみてぇだな」


『メリオダス、』


ﾒﾘｵﾀﾞｽ「お前、夜叉(モンスター)化は禁止だ。自分の命が危なくなった時以外は使うな」





急に何の話だ。私に何があった？どうしてそんな苦しそうな顔をする？
聞きたいことは色々ある。何から聞けばいいのか、分からない。




メリオダスが言うには、私と体が魔力についていけていないらしい。マーリンの腕輪で制限がかけられているみたいだが、夜叉(モンスター)化をするとどうしても反動が大きくなってしまう。
戦闘中に眠ってしまえばより危険度が増す。







『…分かった。お前の許可が降りない限り夜叉(モンスター)化はしない』


ﾒﾘｵﾀﾞｽ「うむ、よろしい！」


『おわ、』


ｱｰｻｰ「えっ」




メリオダスは満足げに笑って、アーサーの腕から私を奪い取った。あまりに急な事だったから、バランスを崩してメリオダスの方に体が傾く。アーサーはなんだか不服そうな顔をしている。







ﾒﾘｵﾀﾞｽ「んむ、やっぱお前はオレの所(こっち)な」



『そっ、そこで喋るな！！』



私の胸に顔を埋めて話すメリオダスに、渾身の力で拳骨をくらわせる。
ったく、こんな時でも相変わらず変態だな……。







ﾊｳｻﾞｰ「な、なぁ…Aの闘級って…」


ﾎｰｸ「やっぱり気になるよなぁ〜。私が見て進ぜよう！」





フムフムと言いながら目を細めているホークからの視線が刺さる。何してんだ、と思ったら急に目を白黒させ始めた。大丈夫か…？？

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