三百三十二番星 ページ12
ドォォオンッッ
私の視線がガランから逸れた、一瞬。
メリオダスはその拳で、ガランの巨体を吹き飛ばした。容赦なく攻撃を繰り出していく。
ガランの頭を掴み上げ、そのまま地面に叩きつけた。
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「どーしたA、柄にも無くビビったか？」
『……冗談は顔だけにしとけ』
ひっでぇ、と笑うメリオダス。私は白の宝石を取り出し、日輪刀を構える。
考えるのは後回しだ。
私は此処に、何をしに来た。
ｶﾞﾗﾝ「お主…この前と少し変わったか？」
『どこ見てやがるクソジジイ』
ふらふらとした足取りで近寄り、メリオダスに刃を向けるガラン。奴の発言には、メリオダスもやれやれと肩を竦めている。
メリオダスに反撃しようと得物を振りかぶるガラン。私はメリオダスの背後から飛び出し、ガランの頭上を通って着地する。
＿＿＿＿＿＿＿チンッ
刀を納めると同時に、ガランは断末魔をあげて転がった。ピクリともしないが殺してはいない。そんなことをしたら今すぐ此処で戦争になる。私達が来たのはその為じゃない。
………大丈夫。この力は、通用する。
ピチャッとガランの血が頬につく。
私は〈十戒〉の面々を目に焼きつけた。
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「そう睨むなよ。久々に挨拶がてら話をしに来ただけだ」
「する話などない。あるのはお前への怒りと、四種族への復讐心だ」
メリオダスと会話をする黒髪の少年。髪色や雰囲気はまるで違うが、姿はメリオダスに瓜二つ。その顔で睨まれるのは何だが気分が悪い。
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「兄弟だろ？話ぐらい聞けよ」
『は…？』
兄弟。兄弟と言った。
この、ゼルドリスという男と、メリオダスが…兄弟。
メリオダスのあの力は、魔神族のもの……？
私は自分の事すら分からない。
それと同時に……此奴の事も、何も知らない。
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「お前らがまだ三千年前の続きをやろうってんなら…オレ達、《七つの大罪》が全力で叩き潰す！！」
ｾﾞﾙ「話はないと言った筈だ」
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「話じゃねぇよ、忠告だ」
私はこの二人の間に首を突っ込むべきではない。黙って二人の会話を聞く。
……しかし、先程から視線が五月蝿い。赤髪の、蔓に巻かれた男。私をルナじゃないと断言した奴だ。
様子を伺っていると、私の視線に気づいたようで、蔓で手を振るようにして反応を示した。
変な奴だな。
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ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ほんとにいつもありがとうございます！！超励みになります😭✨更新不定期なのに待っていてくださって、ほんと感謝です！！！これからもよろしくお願いします〜💖💖 (2023年3月11日 23時) (
レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ハートの通知は区切りのいいとき(10個押されました、など)に来るようになってます！誰が押したかはわからないです！いえいえ全然！！こはねさんはいつもコメントくださるので嬉しいです！！コメント1つでハート100個分くらいの嬉しさがあります💞 (2023年3月11日 23時) (レス) @page48 id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 来るんだったら、私こんなにコメントしてくる癖にハート押さずに終わるなんて酷すぎないか、、！？と思ったところです、、、、。 (2023年3月11日 23時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 私続きが気になりすぎて、ハート押さずにすぐ次にいくんですけど、ハート押したらこはねさんがハート押しました的な通知って来るんですかね、、？？ (2023年3月11日 23時) (レス) @page47 id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» この終わり方自分的に大満足だったのでそう言っていただけて嬉しいですෆ この先ちょっとストーリーが精神的ダメージ大きいので…何回か書き直すかもです……。どんどん更新していきますね！コメントありがとうございます⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2023年3月9日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクレープ | 作成日時：2022年8月16日 13時
