#14【解散】 ページ15
side Smile
br「僕はね〜・・・いや、やめとこ」
sm「はぁ？」
結局Broooockの質問の意味も、Broooockが誰の名前を出そうとしたのかも何もかも分からない儘話は幕を閉じた。
『はっ！！？』
sm「痛！えぇ、何・・・」
麦茶を飲もうとコップを口に持っていこうとした瞬間、東峰が急に起き上がった。
危うくコップを落として東峰諸共麦茶の餌食にされる所だった。
只、頭が痛い。そりゃあぶつかったし。
『あぁ、ごめんスマイル』
sm「危な・・・お前に麦茶かける所だった・・・」
『それは嫌だな』
sm「痛かったんだけど。ってか何で急に起きたの」
『変な夢見てただけだって。スマイルには関係ないから安心して』
sm「思ったより酔ってない・・・っていうか、醒めた？」
『まぁ・・・最初の30分で飛ばし過ぎてそれから殆ど寝てたし・・・』
なんて二人で話していると、Nakamuがそれを邪魔するように、ってより邪魔してるけど声を上げる。
Na「東峰も起きたのでそろそろお開きにしましょうかね！」
『主役が寝てばっかりでホントすみません・・・』
そして各々解散という事になった。
- - - - - - - - - - - - - - - - -
side Azumane
どうやら殆どの方は電車で帰るらしく、私と同じ方向の人はスマイルしか居なかった。
まぁ誰か居るだけでも良いや、なんて安心する。
「登録者10万人の感想は？」
『実感ねぇな位しか思ってないよ』
「そんな単純で良いの？」
『本音だし』
外は思ったより冷えていた。冬に近い時期だから寒いのは当たり前だけど。
それでももっと厚着すれば良かったな、と後悔したってもう遅いか。
冷たい風が顔面全体を劈く。
「・・・ん」
『え？』
寒い寒い、とブツブツ言っていたのが聞こえたのだろうか。急に自身の首に巻いていたマフラーを此方へ差し出してくる。
困惑して受け取らない儘棒立ちしていると、痺れを切らしたのか、“寒いんだろ”とだけ言って無理やり私の手に持たせた。
『ありがとう』
お言葉に甘えてマフラーを使わせて貰う事にした。
僅かに温もりを感じた・・・って言ったら変態かな？
でも暖かかった。スマイルの優しさも相俟って。
『でもスマイルが寒くなるでしょ』
「別にいいよ」
『風邪引いてもいいの？』
「風邪引いたらお前に看病頼むから」
『なんで毎回私なの、きりやんとかもっと良い人材いんじゃん』
「彼奴わざわざ電車乗ってお前の看病行きたくない、って言ってた」
『それは分かるけど』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
七瀬(プロフ) - トロピカルじゅーすさん» ありがとうございます。この先も更新頑張っていくつもりですので応援、支持等宜しく御願い致します。 (2021年12月6日 22時) (
レス) @page42 id: 89fde1295b (このIDを非表示/違反報告)
トロピカルじゅーす(プロフ) - やばい、夢主が熱出したときの他の実況者さん達の反応が好きすぎます。更新楽しみにしてます！ (2021年12月6日 21時) (レス) @page41 id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - ルネさん» ありがとうございます。これからもこの作品を支持して頂けると嬉しいです。 (2021年11月11日 22時) (レス) id: 89fde1295b (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - 某青い鳥の再現度が凄い…そして活動名のネーミングセンスも半端ない…好き。 (2021年11月9日 18時) (レス) @page18 id: c5f3fb9fd9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：七瀬紫苑(レイピアさん。) | 作成日時：2021年10月31日 10時
