#13【嫉妬】 ページ14
side Smile
東峰は俺の膝を枕にしてまた眠り始めた。どんだけ寝んだよ。
ただ、NakamuとBroooockの鋭い視線が俺を貫く。安心して麦茶なんて飲めやしない。
kir「NakamuとBroooockめっちゃ怖い顔してんじゃん」
kin「男の嫉妬は醜いですよ〜」
Na「うるせぇ。何ホントにスマイルばっか。あずちゃんの好きな人とやらはスマイルなんじゃないの」
shr「因みに違うらしいよ」
br「それでも僕らめっちゃイライラしてるんだよね」
怖い。今すぐにでも早く帰りたくなってきた。
それより東峰の介抱役に関しては俺じゃなくて指名した東峰本人に聞けばいいだろうが。なんで俺ばっか責められないといけないんだ。
此奴は起きないし。
終にはNakamuに手首を折られそうになってる。痛てぇよやめろ。
sm「痛い痛い!折れるからやめろ!お前のせいで左手が使い物にならなくなったらどうすんだよ!」
不幸な事に個室にはNakamuとBroooockと東峰と俺しか居ない。まぁ東峰は寝てるから無理だな。
早く誰か戻ってきてくれと願うばかりだった。
rd「らだおただいま戻りました〜」
sm「この際らっだぁさんでも良いんでちょっと助けてくれませんか・・・」
rd「なになに?」
sm「Nakamuに手首を折られそうになってます」
rd「へ〜・・・Nakamu」
Na「はい、なんですか?」
俺がコイツに話しかけるとめっちゃ怖い顔して“は?”なんて言うのにらっだぁさんには笑顔で応答している。態度違いすぎじゃない?
rd「東峰が好きなの?」
Na「へ?い、ぃやそんな訳ないです、って」
らっだぁさんの質問に顔を赤くして“そんな訳ない”と否定して誤魔化す為なのか、また更に酒を呑むNakamu。
こりゃあ図星か?あからさま過ぎるにも程がある。初対面の奴でも分かる反応。
因みに東峰はまだ俺の膝の上で眠った儘。寝過ぎだろ、お前は猫なのか。
らっだぁさんとNakamuのやり取りをこっそり見ていると、襖が開いてそこから何時の間にか居なくなっていたBroooockが入ってきた。
Broooockは俺の隣に座って話し出す。
br「ねぇスマイル」
sm「ん?」
br「あずちゃんの好きな人って誰だと思う?」
sm「どういう奴なのか見当もつかない。一般人かもしれないしこういう俺らみたいにネットで活動してる奴かもしれないし」
br「じゃあさ、仮に後者だとしたら誰?」
sm「・・・・・・Nakamuじゃない?」
br「なんでそう思ったの?」
sm「なんとなく。根拠も理由も無い」
br「ふーん。そっか」
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七瀬(プロフ) - トロピカルじゅーすさん» ありがとうございます。この先も更新頑張っていくつもりですので応援、支持等宜しく御願い致します。 (2021年12月6日 22時) (レス) @page42 id: 89fde1295b (このIDを非表示/違反報告)
トロピカルじゅーす(プロフ) - やばい、夢主が熱出したときの他の実況者さん達の反応が好きすぎます。更新楽しみにしてます! (2021年12月6日 21時) (レス) @page41 id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - ルネさん» ありがとうございます。これからもこの作品を支持して頂けると嬉しいです。 (2021年11月11日 22時) (レス) id: 89fde1295b (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - 某青い鳥の再現度が凄い…そして活動名のネーミングセンスも半端ない…好き。 (2021年11月9日 18時) (レス) @page18 id: c5f3fb9fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬紫苑(レイピアさん。) | 作成日時:2021年10月31日 10時