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#44 ページ46

朝起きると、自室ではなくリビングのソファで寝ている事に気づく。
寝ぼけてソファに寝たのかな、とこの事に関する話は終える。

時刻の確認をする為、携帯を開こうと思い、手を伸ばした瞬間、電話がかかってきた。

『・・・蔓日ですが』

sm『・・・もしかして起こした?』

『さっき起きたばっかりだから大丈夫』

sm『昨日の帰りの途中にAが寝たから家まで運んでやったんだけど、起こしても起きないから荷物漁って鍵開けてソファに寝かせた』

『だからソファで寝てたのか。てっきり寝ぼけてたのかと思ってた』

sm『Aの家に勝手に入ってごめん』

『笑琉は寝てる私を運んでくれてたんでしょ?元々は寝てて起きない私が悪いんだから笑琉が謝る必要は無いよ。ありがとう』

sm『・・・どういたしまして』

『それで用事はコレで終わり?』

sm『終わりだから切るわ、じゃあな』


そして笑琉は私との通話を切る。

運んでくれてたの笑琉だったんだ。
本当に申し訳ないんだけど。

あ、着替えてないしシャワーも浴びてないや。
着替え持って来て早く風呂はいって着替えないとね。


そんなこんなで風呂からあがって髪の毛を乾かして軽くセットする。

眠いな・・・お腹空いたから朝ごはん作ろ。
そう思いながら冷蔵庫の中を確認すると、何故かほうれん草と椎茸しか中に無かった。
一応パンやバター、牛乳はあるので、フレンチトーストにして食べてから食材の買い出しに行くかぁ。

朝ごはんとしてはバランスが悪いが、これは買い出しに行かなかった私が悪い。
さっさと食べて買い出し行こ。

今回は昼間に買い出しに出かけているし人通りも多いので、前のように不審者がいたりナンパなどされたりは多分・・・無いと思う。
でもナンパされる程そんなに可愛くないのでそういう心配は少ないからな。

荷物を持って外へ出る。
暑いな・・・

商店街は、夏季休暇のせいか何時もより人通りが多く、賑わっていた。

スーパーに着いたので、必要なものを買って、勘定も済ませて帰路に着く。


『・・・ただいま』

私の声は誰もいない家の中に無機質に響くだけだった。
ま、そんな事より食材を冷蔵庫に入れなければならない。
暑すぎてアイスとかも買っちゃったから溶けて悲惨な事態を避けたいので早く台所行って突っ込んでおこう。

『もう朝ごはんの時間じゃないな。
昼ごはん作っちゃうか』

それに暇だからね。

エプロンを着けて台所に立ち、昼ごはんの支度をする。

#Valentine day【1】→←#43


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作品ジャンル:恋愛
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ここあ - 誕生日一緒でびっくりしました!応援してます! (9月13日 17時) (レス) @page24 id: c80d6c82a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七瀬紫苑(レイピアさん。) | 作成日時:2021年1月10日 22時

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