【WT】花天月地【Smile】 (ページ2)

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・・・最悪だ

春休み明け、始業式や入学式がある大切な日だというのに寝坊してしまった。

新学期早々に不幸だなぁと考えながら歩道を全力で走る私の髪は酷い姿になっているだろう。
クラス替えもあるが、恐らく最悪な印象を与えるかもしれないなぁ。

そう考えているうちに校舎の前まで来ていた。
急いで上靴を履き、急いで階段を上り、学年フロアにクラス表が書いてあったので確認する。

蔓日A・・・あった！3組だ！

教室に向かい、時計を見るとまだ20分もあった。

なんだぁ・・・登校完了時間いつもより遅かったのね。
無駄に急いで無駄に疲れる私ってホントにバカじゃん・・・
何なら半分も来てないし。

黒板に貼ってある座席表を見る。
私の席は一番後ろの一番入口に近い席だった。

よっしゃ。直ぐ部活に行けて直ぐ花壇に行ける席は私がもらってやったわ。

あと20分暇だったので花壇に行こうと思って昇降口に行こうと思ったら先生に｢駄目だ｣と言われてしまったので、渋々教室へ戻った。

そういえば凛って何組だろ、と考えながらクラス表を見に行く。

・・・コイツ2組かよ
私本気で陰キャになるかもしれないんだけど。
名前しか見てないけど私のクラス誰一人知らないわ、多分。

そう考えていると、誰かに目隠しをされ、

？？｢私は誰でしょーか！｣

と言われた。
もう親の声より聴いたこの声はアイツしかいない。

『・・・凛』

rn「せーかい！！」

『私に絡んでくるのって凛しかいないもん』

rn｢んふふ、そっか。あ、Aって何組？｣

『残念ながら3組。凛と離れた』

rn｢えぇ・・・私Aが常に隣にいないとダメなの先生もわかってるでしょ〜｣

『私も凛が隣にいなきゃ落ち着かないけどね』

rn｢これある意味私達両思いでしょ！｣

『そうね。あ、あと5分だから戻ろ』

rn｢ん、分かった。帰り一緒に帰ろ！｣

『勿論。またね』

そう言って私達はそれぞれの教室へ戻った。

はぁこの席さいこー・・・風が入ってくるから寒いけど。

そして暫くしてガラガラと前の扉が開き、今年の私達の担任になるであろう先生が入ってきた。

｢静かにしなさいよー。私はこの2-3の担任になりました、鈴懸(すずかけ)です。よろしくね。今から廊下に大体の背の大きさ順に並んでね。｣

鈴懸先生がそう言うと皆ぞろぞろと廊下に出る為、私も廊下に行って並び、体育館へ向かう。

-------------ｷﾘﾄﾘｾﾝ--------------
中途半端で申し訳ない・・・
次でsmさん達出すかも