【WT】花天月地【Smile】 (ページ9)

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side Smile

(電話中の会話は○○『ーー』と表記させて頂きます)

sm『はい、紫苑です』

br『笑琉〜？僕だよ〜』

sm『オレオレ詐欺かよ』

br『俺って言ってないからボクボク詐欺です〜』

sm『・・・で、何』

br『スルーされた〜！
まいっか。笑琉なんか昇降口辺りで女子と話してなかった？』

sm『落し物渡してただけだ。そんなのでわざわざ電話かけてくんな』

br『へ〜じゃあ電話切るね』

勝手に電話かけてきて勝手に電話切るなよ・・・とか思いながら、携帯をポケットに入れる。
ってか琉唯見てたのかよ。

暫くしてバスが来た為、バスに乗り、最寄りの停留所で降りて家に帰る。

(視点を戻しまして・・・)

side You

『凛』

rn｢どした？｣

『園芸部に新入生入ってくれると思う？』

rn｢急に何w
居て欲しいけど花に関心を持つ人って少ないよね・・・｣

『新入生歓迎会とか部活見学とかでPRしていく？』

rn｢正直それに賭けるしか無いからね｣

『努力は無駄にはしない』

rn｢明日の昼どうするか考えよ｣

『分かった。私こっちだから。またね、凛』

rn｢バイバ〜イ！A！！｣

凛と別れ、誰もいない道を一人で歩く。
明日から授業始まるのか、嫌だな。
しかも明日保体あるじゃん、体力テストもやりたくないな。

とぼとぼとそんな憂鬱な明日の事を考えながら歩いているうちに、家の前まで来ていた。

私は一人暮らしなので、もちろん家には誰もいない。寧ろ誰か居たらそれは怖いわ。

自室に行き、荷物を下ろし、部屋着に着替え、冷蔵庫の中の食材を確認し、チラシで近くのスーパーのお買い得価格品の確認をする。

『冷蔵庫は・・・玉ねぎ、牛乳、アスパラガスがあるのか・・・』

この具材だと今日はカルボナーラだな。
パスタ、卵、チーズ、ベーコン買ってこなきゃ。

『チラシ何処だったっけ・・・あ、あった』

ん〜・・・買わなきゃいけないものでお買い得価格品は卵だけかぁ。でも半額は大きいからね。

冷蔵庫の中の食材とお買い得価格品の確認、今日の晩御飯を決めたところで財布、エコバッグと携帯を持ち、上着を来て家を出る。
あ、鍵かけてないや。
鍵を取りに戻り、鍵をかけて行く。

少し歩いたところで、徒歩より自転車の方が良かったなぁと私は思った。

今日はバタバタしてたから忘れてた・・・
帰るの遅くなるな。

さっさと買うもの買って晩御飯食べてゲームしよ。