永瀬くんと痛み。 ページ16
((永瀬side))
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最近、犬を飼い始めた。
永「ほらわんちゃんおいで〜」
「わんちゃん言うな！！」
まあ少し生意気やけど、
永「お口には気を付けような？」
「ふぐっ、ご…ごめんなさい」
ほっぺを掴んでわかってるやろな？って目で示せば
この通り従順になるからおもしろい。
でも最近、困ったことがある。
それはこの前の放課後に起こった。
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「…今度はなんですか」
放課後、いつものようにこき使ってやろうとAを呼び出す。
永「もうそろ学祭やんか、そのテーマ考えて」
「え、なっ、私が！？」
永「おん」
テーマの案なんてのはもうとっくに考えてあるけど、
作業も退屈になってきたのでAをからかって遊ぶことにした。
案の定めちゃくちゃにパニクってる。
「ええ〜、学祭テーマかぁ……タピオカ、とか…？」
「あと、学祭って言ったら…なんだろ」
冗談で言ったのに、間に受けてちゃんと考えるから
そゆところは偉いねんな、なんて少し思う。
ほんと、少しだけな。
永「なんやねんタピオカて。乏しいな。
てか俺が考えてないとでも思ったか。」
そういってもう用意してある資料を机の上に広げる。
「いや考えてたんかい」
と冷めた目で見られたものの、
「…おおー！ミスコンの会場めっちゃ豪華だね！」
「後夜祭のキャンプファイヤーの火、弓道部が打つの！？かっこいい〜…」
次の瞬間にはキラキラした目で褒められて少しむず痒い。
「永瀬くんってほんと頑張るよね」
永「…え、」
「だって永瀬くん意外と不器用じゃん、でもこんなにいっぱい考えて大変だったでしょ頑張ったね」
なんでもないように、Aはそう言う。
いつもは「永瀬くんすごい！」「さすが永瀬〜」と言われることはいっぱいあったけど、
それの裏側には俺なら出来て当たり前、という思考がついてまわる。
頑張ったね、大変だったでしょ、と言われたことは始めてだった。
永「うっ…！」
瞬間、激しい胸の痛みが俺を襲った。
な、なんやこれ
「えっ、ちょ永瀬くん！？」
心配そうにAが顔を覗き込むが、
これがまた近い。近すぎる。
シャンプーの匂いが鼻を掠めると、もっと胸が痛くなった。
どこか知っているような懐かしいこの胸の痛みの
正体を俺はまだ知らない。
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だだ(プロフ) - Kyaoshoさん» またコメントありがとうございます〜！！！(;-;)れんれん可愛くかけてますか！！良かったです…！！！楽しみだなんて言われてしまったら頑張るしかないです！！(^^) (2019年10月20日 12時) (
レス) id: f8fe4bbe58 (このIDを非表示/違反報告)
Kyaosho(プロフ) - 続きが本当に楽しみですー！！れんくん可愛いー！ (2019年10月20日 1時) (レス) id: b313c5765f (このIDを非表示/違反報告)
だだ(プロフ) - Nextさん» あああコメントありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです！更新も頑張れます！！(^^) (2019年10月5日 11時) (レス) id: 5a5d6ba394 (このIDを非表示/違反報告)
Next - とても、面白いです！続きが楽しみです！更新、頑張ってください！！ (2019年10月4日 20時) (レス) id: cf1942b956 (このIDを非表示/違反報告)
だだ(プロフ) - Kyaoshoさん» え！ドキドキしますか！？それはもーめちゃくちゃに嬉しいです…！！ありがとうございます頑張ります！！(^^) (2019年10月1日 14時) (レス) id: 5a5d6ba394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だだ | 作成日時：2019年9月28日 19時
