107話 ページ14
雷門のユニフォームに身を包んだ吹雪がやって来て練習がスタートした
ふたつのチームに分けて攻守を交代しながらコンビネーションの練習をするらしい
ちなみに私は色違いのチーム。染岡とツートップを任された
指図めこれからの試合で吹雪との連携を取れるようにするためだろう
｢疾風ダッシュ!｣
鬼道を持ち前のスピードで抜き去った風丸からサラリとボールを奪い取ったのは新しく加わった吹雪だった
｢風丸何やってるんだ!｣
｢まぁ始まったばっかりだから慌てず行こうさ｣
負けるものかと風丸がスライディングを仕掛けるも軽やかに飛んでこれを回避
｢よっしゃあああああ!!｣
着地を決めたと同時にまたしても雰囲気がガラリと変わり、そのオレンジの双眸でゴールを見据える
｢しょぼいなお前ら!俺についてこれるやつはいねぇのか!?｣
｢流石に通させないかな!｣
自分勝手なプレイに呆れる相手チーム
次々と追い抜かす吹雪にこちらも何とか走って追いつき、行く手を塞いでやる
足でボールを転がしながら抜け穴を探す吹雪に一瞬たりとも気を抜いてはいられない
｢ちょっと待ったァ!｣
染岡の怒号に近い声で鍔迫り合いは中断され、声のする後ろを見る
｢お前なぁ、一之瀬も鬼道もこっちに回せって声掛けてんだろうが!｣
｢だって、僕いつもこうしてたし｣
理解できないような顔で怒鳴る染岡をただ見る
｢僕、そういう汗臭いの疲れるな｣
｢誰が臭いって!?誰が!!｣
汗臭い発言に遂にブチ切れた染岡を抑える一之瀬と土門は困り顔だ
個人技を活かしたプレイをする吹雪にフォローを入れる目金を一蹴しその怒りを露わにする
｢どんなにスピードがあろうと、こんな自分勝手な奴と一緒に居られるか!無理なんだよ。此奴が豪炎寺の代わりなんて｣
｢それはどうかな｣
口を挟んだのは誰でもない吹雪のスピードに圧倒された風丸
｢俺には、吹雪のあのスピードが必要なんだ。エイリア学園からボールを奪うのに、あのスピードが無くちゃダメなんだ｣
暗い表情で俯く風丸の中には圧倒的スピードでボールを奪われた無力な自分。そして次々と倒れていく仲間たち
｢それなら、風になればいいんだよ｣
｢風？｣
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調味料(プロフ) - 涙さん» ご指摘ありがとうございます。気をつけますね (2019年12月27日 8時) (
レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 97話KPではなくGKです (2019年12月27日 2時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - Setsuki.さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2019年7月31日 17時) (レス) id: 73a5628078 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - やばい…豪炎寺イケメンすぎるだろ！反則！！この小説、豪炎寺推しの私にとってご褒美でしかありません！これからも、無理はしない程度に更新頑張ってください！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 調味料さん» 全然、調味料さんのペースで大丈夫ですよー！これからも頑張って下さい！ (2019年7月21日 18時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2019年6月3日 2時
