無反応系メイクヌナ。-2-

達成 you ページ11

TH『3つ目！ボディタッチ！


さりげなくジョングクの腕に触ったりして！』


『…なんかセクハラみたいですね』


TH『Aからのセクハラなら大歓迎なんだけど？俺』


『…そうですか。』


TH『今引いた？』




これがすごくハードル高くて


近付くだけで心臓がうるさいのに、触るなんてこと容易く出来ない。


すごく迷ったけど、1度だけ



彼の逞しい腕と私の腕が触れた。



ジョングクはそれに気付いたのか少し視線を腕にやったから、何か言われるのかと身構えたけど


なんだか少し嬉しそうな顔をして、また鏡に視線を戻したからセーフにしよう。




TH『4つ目！あぁ、これ最初にすればよかった。

髪型とメイク変えよう、A！ギャップってやつ！』


『ミッション多いですね』


TH『俺がAのこと好きなぶんミッションを作ってるんだけど？』


『メイク変えるって今ですか？』


TH『聞いて！俺の話！』





1番簡単なミッションだった。



ジョングク達が来るまで少し時間があったから、化粧を一からやり直した。


アイシャドウを華やかなピンクゴールドにして、差し色にボルドーなんか入れたりして。


チークはいつもあまり入れないけど、今日は少しだけピンクを入れた。


リップは3色使って、グラデーションにしてグロスをつけた。


それだけじゃなんだかあまり変わった感じがしなかったから、髪を後ろでひとつに束ねた。



ジョングクの好みのメイクや髪型なんて知らないし、ただ単に私のメイク研究みたいになっちゃったけど



これが一番完璧にミッションをこなしたと思う。

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