【Fischer's】ミニフィッシャーズが家にきたみたいです

フィッシャーズが９人 ページ10

「ふふ〜んふ〜ん♪」


私は鼻歌を歌いながら皆が食べた食器を洗う
できるだけ向こうの会話をきこえないように
もしかしたら聞いたらいけない会話かも知れないし
聞かれたくない会話かもしれない。
それに...私はまだ皆と触れ合う勇気がない
皆が私を認めてくれたら、私の過去を、ちゃんと話さないと
そしてちゃんと皆と同じ立場にならないと
ちゃんと皆の辛さ、たくさんの感情を分かちあわないと
私がしっかりしないとな。


「よし、完了！久々にたくさん洗ったよ〜......もう大丈夫かな...？」


タオルで手をふいて耳を澄ませる
向こうからは楽しそうな笑い声が聞こえる
私はゆっくりと皆の所へ歩み寄った


「もう大丈夫かな...？」

シ「あっ、オネーサン！」


私が話しかけるとシルク君がこちらを振り返った


ン「こ、こんにちわ…」

「うん、こんにちわ」

マ「俺達、おねーさんを信じてみる」

「本当...？」

マ「うん。でもほんのちょっぴりだけ信じきれてはない...けど...」

「...別にいいよ、ちょっとでも信じてくれただけですっごく嬉しいもん。改めてよろしくね！」

シ「よろしくな！」

「うん！！」

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