第九話 ゲーム対決! ページ11
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ゲームセンターに入った4人。
鏡花はふと彼方に指を指す。
鏡「あれ、何?」
敦「あれ?」
敦は鏡花ぎ指を指す方に目を向ける。
そこにはエアホッケーをしている2人組がいた。
敦「嗚呼、あれはエアホッケーだよ。」
鏡「えあ、ほっけー?」
敦「僕もあまり知らないんだけど、丸い板を判子みたいなもので相手
のゴールに入れるっていう遊びらしいよ。」
鏡「私、やってみたい!」
鏡花はキラキラした目を敦に向ける。
敦「良いよ。一緒にやろっか。でも、僕、詳しいルールは知らないし
なぁ…」
そう言って、目を別の場所へ向ける。
その先にはAに首を捕まえられて引き摺られている太宰の姿だった。
敦「…何があったの?」
夜「太宰さんがお客さんを困らせてたから連れてきたの。」
太「困らせてなどいないよ!
私はあの美しいご令嬢に心中を!!イテッ」バシッ
夜「それが困らせてるって言ってるでしょ。」
敦たちの目の前には太宰に注意するAと、Aにチョップされた
ところをさする太宰がいた。
敦「太宰さん、Aさん。一緒にゲームしませんか?」
夜「いいよ。」
敦「矢っ張りダメだよね…って、え?」
夜「いいよ。でも、あまりゲームはしたことないから下手くそだけ
ど、それでも良いなら良いよ。」
そうAが言うと、敦はパァっと顔を明るくして
敦「じゃあ、みんなでやろう!!」
太「チームは私とAちゃん、敦くんと鏡花ちゃんでやろう。」
敦「鏡花ちゃん、頑張ろうね!」
鏡「うん!」
夜「メダル、入れてくるね。」
チャリン
メダルを入れるとエアホッケーから音楽が流れ、プラスチックの円盤
が出てくる。
太「じゃあ、敦くん、先手は頂くよっ!」
カンッ
敦「な、なんで〜!!」
敦が驚いている理由、
それは彼女が原因だった。
敦「本当に初めてなんだよね、Aさん!?」
Aは手元にある器具から敦の方へ目を向ける。
夜「うん。初めてだよ。」
敦「にしては上手過ぎない?」
夜「そんなことないよ。初めは皆の方が上手かった。」
敦「初めは…」
この人、運動もできるのか…!?と敦が思っていると、
太「なら、次のメダルで勝負しようか。勿論、負けたら勝った方の言
うことを一個、なんでも聞くってことで!」
太宰はニコニコ笑顔で言う。
敦「なんでも…」
敦の目に火がつく。
敦「やりましょう…!!」
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アオココ??(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2月4日 23時) (レス) @page14 id: f0bb7d451a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mira | 作成日時:2023年11月26日 17時