245話 ページ9
_______その言葉を聞いたアイオラはそう言ってイスから立ち上がり、クスクスと笑っていました
普通の男子ならこの姿を見た途端、一発で落ちてしまいますね(苦笑
男子でしたら...ね？
アイオラにからかわれた私は思わず切れ長の目を細めてしまいました
『......アイオラ、あまりからかわないで下さい(怒』
「失礼いたしました」
_______私が怒りを込めつつ、切れ長の目を細めたままそう言うとアイオラはクスクスと笑いながらそう言って私と一緒にこの場を立ち去りました
「ちょっ、アイオラ！僕とシリウスの再従姉の癖に羨ましいぃぃぃ！」
Aとアイオランシが立ち去った後、ジェームズが魔法のかけられた天井に叫んでいた
その言葉を聞いたエレーヌは「煩いわよ天パ眼鏡！」と言って叫びながら再びフォークを突き立てている
ちなみにひそかにシリウスとリーマスが恨めしそうに見ていたのは言うまでもない←
「そう言えば__」
ピーターが顔を上げた後、思い出したかの様にそう言うが先程までいたはずの二人が既にいなくなっていた
「...あ、あれ？」
その頃、Aとアイオランシは占い学の授業の為、教材を手に持ち、アイオランシの手を引きながら北塔の最上階へと向かっていた
「あらあら、Aって意外と恥ずかしがり屋さんですわね〜(笑」
『......アイオラ？(黒笑』
「失礼いたしました」
_______アイオラがさっきの事を思い出したのか笑いながらからかってきましたが、私は黒い笑みを浮かべたまま静かにアイオラの名前を言うとすぐに止めてくれました
まだ授業が始まるまで10分以上余裕がありますね...
その時、悪戯仕掛け人の気配を感じました
『アイオラ！伏せて下さい！』
_______何故か嫌な予感がしたので私はすぐにしゃがみこみます
何故か分かりませんが何かが飛んできそうな気配を感じました
「えっ？それってどう言う...」
ｼｭｯ!!
「わっ！」
_______アイオラは反射神経がよかったみたいで危機一髪で避けています
ハァ...アイオラに当たらずに済みました
ﾍﾞﾁｬｯ
_______私はチラッと物が投げられた方を静かに見ると、青色の液体が私達の背後の壁にへばりついていました
ホッ、危ない所でした
「あーッ！惜しい！」
_______声のする方を見るとジェームズがニヤリと微笑んで出てきました
ジェームズの後ろからシリウス、リーマス、ピーターと続いて出てきています
彼等の方を見た後、私とアイオラは壁にへばりついた液体をチラッと見つめました
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2020年12月20日 15時
