243話 ページ7
「フン！我等がA様にくっつく余計な害虫に優しくする義理なんて欠片もないからね。勿論、駄犬だけじゃなく天パ眼鏡、あんたもよ。いくら二人がアイオランシ様の再従弟だからってA様にくっつくなんて言語道断!!身のほど知らずにもほどがある！」
「なっ!?」
_______Ms.ミラモンドは睨みながらジェームズに向けてそう言ってきました
その言葉を聞いたジェームズは驚きを隠せない表情になっています
Ms.ミラモンドの言い方はまるで...リリーに似ている様な気がしますね(苦笑
『これはまあ...なんと言うか...(苦笑』
「A、言いたい事が凄く分かりますわ...(苦笑」
_______私が苦笑いを浮かべながらそう言うとアイオラも同じ事を思っていたらしく、私と同じ様に苦笑いを浮かべています
その時、リリーが「二人の苦笑いも最高よ.../////」と言って何故か顔を赤らめていました
何故、顔を赤らめているのでしょうか？
私には理解不能です
『Ms.ミラモンド、いったん落ち着きましょうか』
「派手に暴走してもいい事はありませんわよ？」
_______とりあえず、Ms.ミラモンドの暴走を止める必要がありますね(苦笑
私達はMs.ミラモンドに向けて口々にそう言った後、お互いに目が合うと頷き合い、すぐ行動に移しました
どんな行動をしたのかと言うと、アイオラがMs.ミラモンドの腰に手を回して引き寄せ、私がMs.ミラモンドに向けて騎士の様にしゃがんだ後は右手の甲を取りながらそっと口づけをした所です
「えっ!?/////」
「っ!?!?/////」
「ちょっ.../////」
「あわわっ/////」
「まぁ.../////」
アイオランシとAの行動にジェームズ、シリウス、リーマス、ピーター、リリーは顔を赤らめながらも声を漏らしていた
その姿はまるで暴走する姫君を止めようとする麗しき姫君達が王子の様な行動をしている事から生徒や先生も思わず見惚れている
『これで少しは落ち着きましたか？Ms.ミラモンド？(微笑』
「私とAの行動を見た感想はどうですの？(微笑」
_______私とアイオラが優雅に微笑みながらMs.ミラモンドに向けて問いかけるとMs.ミラモンドは鼻を押さえていて、よく見るとツーッと血が流れているのが分かります
どうやら...この行動は成功した？のかも知れませんね(苦笑
「うわぁぁ!!?」
_______Ms.ミラモンドの様子を見ていたピーターは驚きのあまり叫んでいるのが分かります
「ふぁい......落ち着きました/////お二人の行動は女の私から見てもお美しいです.../////」
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2020年12月20日 15時
