286話 ページ50
Sirius side
ダンブルドアは何事もなかったかの様に淡々と話し始めており、どう対応していいか分からず曖昧になりながらも頷く
「安心せい。怒りはせん」
ダンブルドアは俺の事を怒るのかと察したらしくこんな事を言ってきた
その言葉を聞いた俺は安堵して再び胸を撫で下ろす
「......とても美しい音色じゃったな。知っておるか？Aは傷ついている相手を美しい歌声で癒す力があるのじゃ」
その言葉を聞いた俺は少しドキッとした
あの時、足の骨折がすぐに治ったのはそう言う事だったのか...
「フォッフォッフォッ。恋とは自分から言い寄らないと叶わないものじゃ。Mr.ポッターの様にな...このままだと彼に取られてしまうぞ？」
「...！」
ダンブルドアが子供の様に微笑んでくる
何故その事を知っているのか...そんな疑問が何処かに消え、ただ一つだけ疑問が残った
「...どう言う事...ですか？」
「そのままの意味じゃ。初恋は叶わぬもの。じゃが諦めてはいかんぞ？自分からアピールせねばならぬ」
ダンブルドアの言葉に俺は考え込む
自分から...ジェームズはいつもAにデレデレしているが堂々とああ言う事を言うなんて俺にはできない
ジェームズには勇気があるから...？
だけど...俺にはない...
「...Mr.ブラック」
眉間にシワを寄せながら考え事をしているとふいにダンブルドアに声をかけられ、そちらの方に顔を向ける
「Mr.ポッターにもMr.ルーピンにもそして...Mr.スネイプにもないものがお主にはあるはずじゃ」
アイツ等になくて俺にしかないもの...？
勇気？いや違うな...
それとも美貌？金？地位？家柄？...それも違う！
何だよ...俺にしかないものって...！
拳を握りしめ、バッとダンブルドアの方を見るがいつの間にか姿を消していた
何なんだよ...俺にしかないものって......！
「............ハァ...」
小さく溜息をつき、その夜は満天の星空を見上げながら考えていた
アイツ等になくて俺にしかないもの...か
......それはいったい何なんだろうな...
Sirius side 終了
_______私は今日、アイオラとリリーとエラをミヤノ寮に招待し、クリスマス休暇の過ごし方について聞いています
初めてミヤノ寮に入ったアイオラ、リリー、エラは回りをキョロキョロと見渡しているのが分かりました
まあ、初めて入るので興味津々に見渡したりするのも無理はないですしね
あっ、ちなみに今日の夜中にミヤノ寮から抜け出した事は私だけの秘密なので誰も知りません(笑
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2020年12月20日 15時
