【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VI (ページ47)

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283話ページ47

_______私は誰もいない所で静かにため息をつきました
この時は何故か家から持ってきたハープを奏でたい気分になりました
ふと、窓の方に目を向けるとわずかな隙間から少しの光が漏れています

『...あ......！』

_______私は声を漏らしつつ目を見開いたまま窓の方へ寄りました
窓から見えた光景に思わず見惚れてしまいました
満点の星空に綺麗な三日月が浮かんでいて、森がザワザワと踊る様に揺れています

『...綺麗ですね...』

_______私はため息混じりに呟きました
辺りを見渡し、誰もいないのを確認してから窓際に座り、懐からハープを取り出しながら膝に乗せつつ、静かに奏でました

※音楽のイメージは聖闘士星矢の『アベルのテーマ』です！

切れ長の目は伏し目がちになっており、演奏する姿は美しくも何処か儚げな印象を与えている
Aは昨日の出来事を思い出しており、青緑色の瞳は少し潤んでいた
月光の光で浴びている所為かいつも以上に美しく、演奏する姿は何処か神々しい

_______ジェームズ達だって何か考えがあるはずだと思っています
いくら私やアイオラが注意してもあまり聞いてくれる様な感じはしませんが、諦めずに注意をするつもりです

ハープの音色はとても美しいが何処か儚げな印象を受け、静かな廊下に響き渡る

_______私も前を見て進んで行き、色々な事を越えて成長していける様になりたいです
いくら仲が良くてもほんの些細な事で喧嘩だってしますし、苦難だってあります

その美しい星達に負けないほどの綺麗な音色に自然も耳を澄ましているかの様に静まり返っている

_______遅く踏み出しても早く踏み出しても見つかる答えは同じです
だから焦らずにその苦しみを自分で越えようとしないと越えられません
私は誰に何を言われようが絶対に負けないと誓います...！
ハープを奏でながら、星空に吸い込まれる様に消えていく美しくも何処か儚げな音色に耳を澄ませてから、静かに顔を上げます
息をつこうとしたその時でした...

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ...

『っ!?』

_______誰も聞こえなかったはずの背後から優しい拍手が聞こえてきたので、私は思わず振り向きました

「フォッフォッフォッ、美しい音色じゃった」

『アルバス...』

_______拍手した人物はなんとアルバスだった為、私は心の中でドキッとしてしまいました
アルバスは自分の髭を撫でながらこちらを見ています

「まさに音楽とは宝じゃの」

_______アルバスはそう言って三日月の瞳をさらに細めました