【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VI (ページ45)

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281話ページ45

「......二人がそう言うのなら...分かったよ」

_______その後、お互いに黙り込んでしまい、しばらく沈黙が続きました
リーマスになんて説明すればいいのでしょうか...？
そんな風に思っていた時でした

「やぁA！今日も女神の様に美しいね！アイオラと並ぶとさらに輝いて見えるよ！」

_______この沈黙を破ったのはジェームズでした
何故かジェームズはいつの間にか私達の目の前に立っています

『「ジェームズ.../ジェー...」』

_______よく見るとジェームズの後ろにはシリウスとピーターもいます
ジェームズは相変わらず能天気にニコニコと微笑んでいました

「ジェー、どうしてあんな事をしたんですの？」

『私もその事が気になりました。何故あんな仕打ちを...』

_______アイオラは冷たい眼差しのままジェームズに聞いており、私も意を決して聞いてみる事にしました
アイオラはジェームズとシリウスの血縁者である事からあまり動揺はしていませんが、私は返ってくる言葉に少しドキドキしながらもしっかりとジェームズの榛色の瞳を見つめます

「...スニベルスの事かい？」

「Mr.スネイプの事ですわ」

『ジェームズ...何故...？』

_______セブルスの事をスニベルスと呼ぶジェームズの言葉にアイオラは目を細めながらセブルスの名前を訂正した途端、ジェームズの眉がピクリと上がりました
その事を気にしつつ私はどうしてここまでするのかと問いかけました

「その理由は簡単さ。アイツは僕の大嫌いな闇の魔術の事をよく知っている。僕はそれが気にくわないんだ」

_______セブルスが闇の魔術に詳しい事を聞いていましたが、それが嫌がらせをする理由だったんですね...
それに闇の魔術......その魔法は人を不幸にし、死に至らしめると言いますし...
私も正直に言うとあまり好きではありません
ジェームズの言葉にアイオラは少し複雑な表情になっています
前にアイオラから闇の魔術はあまり好きではない事を聞きましたからね

『「......」』

_______私達が少しの間、考え込んでいると場の空気を変える様にジェームズが手をパチンと叩きました

「それよりA！この薬だけど作れるかい？」

_______ジェームズがそう言って私に本を見せてきました
よく見ると本に書いてあるのは『心が悲しくなる薬』
この薬は前に何度か作った事がありますね...

『その薬でしたら作れますけど...』

「夕食の時に生徒のご飯に混ぜてやるんだ。量はみんなに気づかれない程度で作って欲しいんだ」