【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VI (ページ42)

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278話ページ42

_______私が静かにそう言った途端、悪戯仕掛け人はゾロゾロと寮に帰って行きました
リーマスは最後までこちらに目を向け、心配そうにしていましたがね...

『......ハァ、まさかあの子達がセブルスに嫌がらせをしていたとは想定外でした(ﾎﾞｿｯ(それよりセブルス、リリー、アイオラ、エラ。怪我とかはしていませんか？』

_______私は最初の方だけは小さな声で呟いた後、四人の方へと向き直りました
その言葉を聞いたエラは「私は大丈夫よ。アイオラとMs.エバンズも何もされていないわ...けど...」と言ってセブルスの方へ顔を向けています
リリーも同じ様にセブルスに目を向けていましたが、セブルスは何かを言いたげに口を動かしていますが、声は聞こえません

「セブはポッター達に変な水みたいなものをかけられてから声が出ないの...！」

_______水...？水をかけられて声が...っ!?
まさかジェームズ達はセブルスにアレをやったんじゃ!?
アイオラとエラもただ事ではないと見抜いていたみたいです

『それはただの水ではありませんよ!!失声薬(しっせいやく)と言って、かけられると声が出なくなってしまうんです!!』

「......失声薬って確か、最近できたばかりの薬でしたわよね？」

「えぇ、しかも作り方はまだ分かっていないと聞くわ...」

_______私はセブルスにかけられたのはただの水ではなく、失声薬と言う薬によってかけられ、声が出なくなってしまう事をみんなに話しました
その言葉を聞いたアイオラとエラは最近できたばかりで作り方はまだ分かっていないと口々に話しています
そう...失声薬は最近できたばかりの薬で作り方はまだ分かっていないと聞いていましたが...
何故ジェームズ達はそんなものを作ったのでしょうか...？

「えっ!?大変だわ!!ど、ど、どうしましょう!!」

「リリー、慌てる気持ちは分かりますが今は落ち着いて下さいな」

_______慌て始めるリリーにアイオラは優しくそう言って落ち着かせる様に肩に手を置いていました
一時的な応急処置の呪文をかけるべく、セブルスの前に立ちました

『セラピア！(癒しよ！)』

_______杖を取り出し、セブルスに向け一振りしました
ちなみにこの呪文は魔法や薬をかけられた時、一時的ですが応急処置として使えます

「......出...た......」

「...！よかった...」

『ですが、この呪文は一時的ですが応急処置として使うものなので完全には戻りません。すぐに薬を作って来ますので、いったんここで待っていてくれますか？』