【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VI (ページ36)

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272話ページ36

『...あの...セブルス、いったい何があったんですか？』

「...体が勝手に動いた(ﾎﾞｿｯ」

_______私がおずおずと聞いた途端、セブルスはアイオラやエラには聞こえない様な小さな声でそう言ってきました
えっ...？体が...勝手に......？
私は不思議に思いながらも腕を組みながら考え込みます
ふと、一つの呪文が頭の中に思い浮かびました

『......モビリコーパス(体よ動け)(ﾎﾞｿｯ』

_______この呪文は確か...『覚えておきたい呪文集中級編』に書いてありました
確か...あの本はアイオラが呪文を学びたいと読もうとしていたのをジェームズ達に取られたとかってぼやいていた様な...
......まさか、セブルスに嫌がらせをする為に私から本を借りたと言うのですか...？
いくらスリザリンを嫌っている二人がそこまでやるなんて...
その事を考えた私は思わず訝しげな表情に変えました
一応、セブルスに確認を取ってみましょう...

『あの...もしかして自分の意思ではなく勝手に動いたと言う事ですか...？』

_______私がそう言った途端、セブルスは顔をしかめたまま頷いてくれました
......やっぱり、ジェームズ達だったんですね
いくらスリザリンが嫌いだからって何もここまでやる必要はないと思いますけど

『......セブルス、貴方の事情はよく分かりました。今後、周りに誰もいないか確認してから歩いた方がよろしいと思います』

「ッ...！何か心当たりでもあるのか...？」

『まあ、これは私の推測でしか過ぎませんがね...』

_______ジェームズ達の仕業だと確信した私は倒れているセブルスを立ち上がらせつつ忠告をすれば、セブルスは驚いた様にそう言ってきましたが、私はあえて自分の推測にしか過ぎないと答えておきます
ジェームズ達だと聞けば、セブルスは必ず仕返しをするつもりですからね

「......分かった。それとA...あの二人にこの事を伝えて欲しいんだが..._____」

『っ...!?』

_______セブルスは私の顔を見て何か察したらしくそう言ってくれました
アイオラとエラの顔を見た後、セブルスは私にしか聞こえない様な小さな声でこう言ってきましたので私は思わずセブルスの方を見るとセブルスは静かに頷いてきます
その後、セブルスは私達が集めた教材等を持ったまますぐにその場から立ち去っていきました

「A、Mr.スネイプが貴女に何か伝えていたみたいだけど...」

「いったい何かあったんですの？」

_______エラとアイオラが口々にそう言って私に声をかけてきます