【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VI (ページ31)

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267話ページ31

James side

「アイツ、闇の魔術に詳しいらしいぜ？スリザリンでも異端者扱いされてる」

シリウスがスリザリンにいるスニベルスの情報を教えてくれた
そう言えば、何となくだけど小耳に挟んでいた
闇の魔術...ね......大嫌いだ

「...あっ、いい事を思いついた！僕達ができる事は悪戯。言いたい事は分かるよね？シリウス(ﾆﾔ」

僕がニヤリと口角を上げながらそう言ってシリウスの方を見ると、僕が何を言おうとしたかを読み取ったのか、シリウスも僕と同じ様にニヤリと口角を上げた
魂の双子と呼ばれるだけあってシリウスは僕の考える事が分かるからね～

アイオラはスリザリン出身のドレア従叔母さんの影響もあって寛容的だし、チャールズ従叔父さんはよくドレア従叔母さんと結婚する事ができたよなぁ...
まあ、僕には一生無理な話だけどね

「スニベルスに悪戯を仕掛けて、マヌケな姿をAとアイオランシに見せつけるってか？」

「そう！そうすればAとアイオラはその姿を見てスニベルスに絶望。スニベルスと関わることはなくなるだろうね」

我ながら完璧な考えだと思っている
今回は特に...ね
その時、黙って話を聞いていたリーマスが口を開いた

「それは止めておいた方がいいと思うよ」

何故か僕達の悪戯の作戦を止めてくるリーマス
何で止めてくるんだい？リーマス
君だってAの事が好きなんじゃないのか？
心の中でそう思っていた時、リーマスは再び口を開いた

「そんなんじゃ、Aとアイオラはスネイプを見捨てたりしないと思うし。第一、それでAを振り向かせても嬉しくないじゃないか」

リーマスの言葉に僕は思わず顔をしかめた
スネイプって...アイツはスニベルスだろ
泣き虫スニベルスめ...Aとアイオラの前で恥をかかせてやる！
Aはともかく、アイオラはスニベルスに会った事があるかどうかはまだ聞いていないから知らないけどね

「なんだい、リーマス。君はスニベルスの味方をするのかい？」

「そうとは言ってないけど...」

「じゃあ、僕達の作戦に口を出さないでくれ。それとアイツはスニベルスだ。ス・ニ・ベ・ル・ス」

僕がそう言った途端、リーマスは驚きながらもそう言い返してくるが、リーマスに向けてスニベルスを強調して言うと渋々だが小さく頷いてくれる
僕達の話を聞いていたピーターはよく分かってないらしいけどどうやら異論はないみたいだ
そして僕達は何事もなかったかの様にAとアイオラを迎え入れた

James side 終了