247話 ページ11
_______アイオラの冷たい眼差しにピーターは「ヒッ！」と声を漏らしながら怯えており、シリウスとリーマスも冷や汗を流しながら何度も無言のまま頷いています
......一番怒らせてはいけない人はアイオラですね(苦笑
アイオラは二人に顔を向けた後、今度は私に顔を向けています
しかしさっきの冷たい眼差しとは別に優しい眼差しを向けてきました
さっきまでとはまるで別人の様ですね...
「A、この二人にきつく叱りましたのでもう大丈夫ですわよ？(微笑」
『えっ、あ、ありがとうございます(苦笑』
_______アイオラが柔らかく微笑みながらそう言ってきましたので私は思わず苦笑いを浮かべながらそう言いました
何だかアイオラがとても楽しそうな気がしたのは気の所為でしょうか？
_______そうしているうちに占い学の授業が無事に終わり、リリーとアイオラの三人で次の科目の教室へと向かいました
「あら？それは何ですの？」
_______アイオラがリリーの方を見て自分の胸辺りを指差しています
リリーの胸元を見ると丸い紫色の直径57mmほどのバッジが付けられていました
おや？よく見ると紫色だけではなく赤色のバッジもありますね...
「えっ？あっ、いや...何でもないの!!」
_______アイオラの指摘にリリーは物凄く慌てながら二つのバッジをもぎ取り、自分のローブのポケットに突っ込んでいました
「あっ...何となく分かりましたわ(苦笑」
『私も何なのか分かった気がします(苦笑』
_______リリーのバッジの正体が何となく分かり、私とアイオラは口々にそう言って苦笑いを浮かべました
「リリー会長ーっ!!...って、A様とアイオランシ様!?/////」
「きゃーっ!!本物は桁違いに美しい...!!/////」
_______今度はレイブンクローの女の子が二人揃ってリリーを見かけた途端、すぐに走ってきた後、私とアイオラの顔を見て何故か頬を赤らめています
まあ、アイオラに見とれる気持ちは分かりますよ...
そんな風に思っていた時、二人の女の子の胸元にも先ほどリリーがしていたものと同じバッジが付けてある事に気づきました
リリーの事を会長と呼んでいたので、きっとファンクラブの子達ですね
「あっ、会長！この前のA様とアイオランシ様の写s「ちょっとこっちで話しましょう！」え？あっ、はい」
_______その時、片方の女の子が何かを言いかけた所でリリーが焦った様子で遮っており、その後は二人の口元を押さえながら「さ、先に行ってて!?」と言って何処かへと行きました
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーナンバー
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2020年12月20日 15時
