4話 ページ4
「そんな大事になっていたなんて、ご迷惑をお掛けしました。ごめんなチャリ」
「チャリ」
「随分可愛らし姿になったねぇ。」
「てか、これなに！？どうゆうこと！」
「あぁ、それはバッテンともうしまして、」
「全然消えないんですけど！」
「かなりグイッてやっちゃいましたが１週間程で消えると思います。」
「１週間も！？」
「どうしてこんな事するんだ？」
「ひょっとしてマサキくんって子となにか関係あるんじゃない？」
「はい…元々僕は、マサキくんの自転車だったんですが、 」
「いわゆる物が妖怪になるパターンってやつか。」
「やっぱりね。」
「知っていたのか。」
「あの女性に聞いた時から憶測だけどね。さっき体格のいい彼が言った物が妖怪や、異形のものにになるパターンってはっきり言ってそこまで珍しくないんだ。呪いの人形や付喪神、七不思議に出てくるメリーさんだってそうだ。」
「へぇ、詳しいんだね。」
「まぁ、伊達にもにっかりちゃんなんて呼ばれてるからね。」
「えぇ、姿を消してしまったご主人のマサキくんを探していたんです。でも何時しか、マサキくんの顔を思い出せなくなってきて。マサキくんとよく行った場所で同じ靴を履いてる子を探すことにしたんです。」
「靴って、えっケースケの靴も一緒だったって事？」
「えぇ、でもそのうちマサキくんに会いたいという思いだけが暴走してしまい、マサキくんじゃない子にバッテンをつけるようになってしまったのです。」
「でもまさかマサキくんが、亡くなっていたなんて…」
「マサキくんいいご主人様だったんだね。」
「はい、素晴らしいご主人でした。」
「うわぁ！」
「僕は、マサキくんのお誕生日プレゼントに送られました。」
「やりぃ！スマートサイクルGXだ！」
「初めてあったその日かマサキくんは、僕の事を本当に大切にしてくれました。」
「出会ってすぐ僕に名前までつけてくれたんですよ、チャリって！」
「チャリ」
「僕はいつもその名前で呼んでもらっていました。友達に僕を見せる時にもマサキくんは、゛こいつ俺のチャリだぜ゛って！」
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Mira2363(プロフ) - みょんさんわかりました。次の投稿で書きます。 (2019年3月30日 21時) (
レス) id: 2f4d80da2c (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 主な登場人物達の設定って書いて貰えませんか？ (2019年3月30日 21時) (レス) id: 20bca95305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mira2363。 | 作成日時：2019年2月27日 16時
