10話 ページ26
ア「おい寸胴丸、なんでもったいない男になって悪さをしていたんだ？」
寸「それは、私の実態はこのラーメン屋で開店以来ずっと使われていた寸胴だった…」
「この店は地元の人達にずっと愛され続けていたんだ。なかでも店主自慢のボリューム満点の大盛りラーメンはお客さんをいつも笑顔にしてきた。
それが何十年店主も歳をとり方や腰を痛めながらも毎日コツコツとラーメンを作り続けていいたんだが、体力の限界が来てしまい店主はついに店をたたむ決心をしたのだ。」
寸「それから私の心はからの寸胴のように虚しさを感じ続けて気がついたら妖怪の姿になっていたんだ。やがて私は食べ物を残すほど腹も心も満たされた人々を妬むようになり私のその醜い心がもったいない男という存在を作り出してしまったんだ。私はただ寸胴の中をラーメンで満たしていたかっただけなのに……」
ナ「なんか可哀想だね……」
ト「でも、僕達にできることは、」
『！』
息子「俺に親父の味が引き継げるかな？」
店主「それはわからん、この世界は甘くないからな。」
ナ「あれってこのお店の店主？」
ト「どうやら息子さんがあとを次ぐみたいだね。」
店主「俺達ラーメン屋に出来るのはお客さんが満足する味を追求し努力することだけだ。店をやってりゃ辛いことも辞めたくなることもあるだろうよ。でもな、そんな苦労もお客さんの゛美味しかった゛の一言で全部吹っ飛んじんまうんだ。」
息子「そっか……」
店主「この店を次ぐってんならこいつをお前に託さないとな。」
息子「これは、親父の……」
店主「ああ、こいつがいたから俺がラーメン屋をやってこれたんだ。だが、これからは息子をよろしく頼むぜ？」
寸「ああ！任せてくれ、相棒！」
『！』
青「一件略着かな……」
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Mira2363(プロフ) - みょんさんわかりました。次の投稿で書きます。 (2019年3月30日 21時) (
レス) id: 2f4d80da2c (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 主な登場人物達の設定って書いて貰えませんか？ (2019年3月30日 21時) (レス) id: 20bca95305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mira2363。 | 作成日時：2019年2月27日 16時
