過保護すぎるおっぱたち. (ページ35)

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私は何やら重みを感じて目を覚ました。

『おも...って、グク？』

うつ伏せになって肩から半分と片足を私の上に被せて気持ちよく寝ているグク。
布団を綺麗に剥ぎ取ってその中にしっかり納まっている。

だから寒かったのか。なるほどね。

『グク。重たい。』

朝が弱いとゆうグクに無理だとは思いながらも微かな希望を胸に声をかけてみた。

...もちろんビクともしない。

『ぐーく、おもたい。』

軽くとんとんって叩くも、部屋にはグクの規則正しい寝息が響いてるだけ。

グクのおかげで寝れたわけだし起こすのも悪いかって、グクが起きるまでもう一度寝ようとした時、ドアが開いた。

JN「グガ起き...っきゃぁぁあ！！ジョングガァァ！何してるの！｣

朝から騒がしい、ジンさんがしゃもじ片手に入ってきた。
いや、まぁこんな状態だしそうなりますよね。

『ジンさんっジンさんっ違います、！』

そう小声で言って首をぶんぶん横に振る。

JN「え？」

『あー話すと長くなるから簡潔にまとめて言いますね、私が寝れなかったのでこうなりました』

...頭にはてなを浮かべているジンさん。
いやそうですよね、簡潔にまとめすぎました。

『あっまぁとりあえず、後で話します！』

JN「了解！そう言えばさっきからなんで小声なの？」

なんでって、グク横で寝てるのに通常音量で話したら起きちゃうじゃないですか、
ってジンさん全力で普通の音量ですけどね

『グクが起きちゃわないように、？』

JN「あー大丈夫大丈夫！グガこんなもんじゃ起きないから」

そう言って普通に大きな声で笑い始めた。
もちろん窓拭き笑いね。

ジンさん流石に大きいんじゃ...

JN「あっ安心して、こんなもんじゃ起きないから☆」

謎にドヤ顔をしてきたジンさん。
どちらかといえばドヤ顔するのはグクの方じゃない？って思ったけどどやる事じゃなかったわ。

『そんな朝弱い...と言うかお寝坊さんなんですね』

JN「グガはすごいよ～？普通に起こしたら絶対起きないし、かと言ってたたき起こしても機嫌悪いし」

『大変なんですね...』

JN「そうなんだよ～って、もうすぐ朝ごはんだから、もう10分くらいしたら頑張ってグク起こして降りてきてもらえる？？」

『えっ』

JN「それじゃ、よろしく！」

そう言って部屋を出たジンさん。部屋に響くのは階段を降りる音だけ

さっき寝起き悪いとか聞いたのに...