過保護すぎるおっぱたち. (ページ12)

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そして私には気になることがひとつあった。

ジョングク。ジョングク。どこかで聞いた覚えのある名前だ。

もしかしたら...嫌な予感がする。

『あのー。ジョングクさん？』

JK「...なんだよ」

『上の階の部屋ってもしかして...？』

JK「上の階？俺の部屋だけど？」

『...終わった。』

嘘だ嘘だなんでよりによってこの人？

私は魂が抜けたように立ちつくしていると
聞こえてきたジョングクの声にはっとする

JK「何？なんのために聞いたんだよ」

『...お世話になりまぁぁあす！！』

そう言って私は急いで2階へかけのぼって部屋に逃げようとした＿＿

そう、あの人は絶対嫌と言って追い出されるような気がして、とりあえず荷物を部屋に出しちゃえって考えだ。

＿＿なのにあいつは追いかけてきた。いやキモイ速すぎだろ。

JK「はっ？！待てよ！！」

そう言ってすぐさま追いかけてきた。

陸部で自信がある私なのに...秒で捕まったよ←

JK「おい待てどうゆう事だどこ行くつもりだ」

『私の部屋。です。』

いやごめん急に来たくせに私の部屋とか図々しいよね。誠にすみますん。←

JK「え、もしかして俺と2人部屋？」

『はい、すみません』

JK「いや別にいいけど。なんで謝んの」

『え？』

何故か頬をほんのり赤く染めながらも辛口でそう言う彼。
え、いやなんで？変な本でも隠してんの？

『あ、急にすいません。隠したいものあるなら隠してください』

JK「別にない」

『あ、そうですか』

ならなんのために赤くなったんだ君わ。
＿チョンジョングク。謎。

JK「まぁ好きに使って」

『あ、ありがとうございます。』

クルッと向きを変えて部屋に行こうとしたら声が聞こえたような気がして振り返ると

JK「...ク」

『え？』

JK「グクって呼んで」

『え、あ、はい、分かりました...？』

JK「あと、同い年なのになんで敬語使うの？」

え、いや初対面の人に使うのは当たり前でしょ。
貴方様は全力でタメ口できましたけど←

『いや、初対面の方ですしこれからお世話になる身ですし。』

JK「ふーん。まぁ俺には敬語使わなくていい。」

『ありがとう、(？)』

少しびっくりして明らかに変な返事をした私が面白かったのか、ははっと笑うグクが

ほんの少しだけ、ほんっとに少しだけ ←(どんだけ強調すんの)

可愛く見えた。

ほんとに少しだけ。←