S side ページ42
「ふふふ、待ってたよ天使族」
智にあんな姑息な技が通用するとでも思ったのだろうか。
不意討ちをするように、急に智の目の前に現れた悪魔。
だけど智は少しも動じずに。
悪魔の体に剣を突き刺していた。
そのまま一言も発することなく、さっ、と剣を引き抜く。
悪魔は、智の体に触れることも出来ないまま砂になって消えていった。
「っ………………」
3人は息を呑んで、そんな智の戦いを見守っていた。
その後も、次々と飛びかかってくる悪魔を、智の剣は全て砂に変えていく。
だけど、このままではきりがないと思ったんだろう。
悪魔の攻撃が止んだ隙に、智は剣を消して、すっ、と両手を前に出す。
その智の行動を不審に思ったのか、悪魔はみんなぴたっ、と動きを止めた。
その両手を左右に勢いよく広げると。
今俺たちの周りにいる悪魔よりも、遥かに多い光の矢が現れた。
「ゎ……」
ニノ、声が出ちゃうのも分かるよ。
あの小さな体から、どうやったらこんなことが出来るほどの力が出るんだろうってね。
俺も何度も思ったことあるよ…。
全員でかかれば、数人は智の攻撃を受けることはないだろう。
まぁ、そう考えるのが普通だろうね…。
この状況で1人ずつかかってくるわけもなく。
一斉に…。
それと同時に智が矢を放つ。
しかも、その矢は正確に悪魔を捕らえていて。
俺たちに触れるどころか近づくことすら出来ないうちに、悪魔は断末魔を上げながら砂になった。
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ほっぺ大福(プロフ) - 美唯さん» 今年もよろしくお願いします(*^^*)もうすぐ移行となりますが、良かったら読んでやって下さい！ (2016年1月2日 17時) (
レス) id: 3fb09271d5 (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - あけましておめでとうございます(笑)また続き楽しみにしてますね(笑) (2016年1月1日 8時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ大福(プロフ) - 羅瑠亜さん» ありがとうございます(*^^*) 一応受験生なもので…(-_-;)更新遅くなるかも知れませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2015年12月12日 22時) (レス) id: 3fb09271d5 (このIDを非表示/違反報告)
羅瑠亜(プロフ) - 一気に読んでしまいました。とても面白かったです。勉学に小説に...とお疲れ様です＾＾応援しています。 (2015年12月12日 12時) (レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 智くん大丈夫かな…？｡続き楽しみにしてますね(笑) (2015年12月9日 16時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ大福 | 作成日時：2015年12月4日 15時
