O side ページ17
「何？話すことって」
翔の口調から、かなり真剣なことだって察知したみたいで相葉ちゃんの顔つきが変わった。
「聖戦が、始まろうとしてるんだ…」
急に切り出すんだね…。
「えっ？でも、ずっと昔に終わったんでしょ？」
「うん…そうなんだけどね…」
「ねぇ、それって悪魔が言ってた、聖戦の続きで会おう、って言うのと関係があるのかな…？」
あ…ニノも聞いてたのか…。
「うん…それも、もうすぐだと思う」
「そんな…」
「出来るだけ、みんなを巻き込みたくないんだ…聖戦が始まれば、危険な目に遭わせることになる」
「聖戦が始まると…どうなっちゃうの…？」
「俺たちにも分からないんだ…」
「りぃだぁや翔くんは…？戦わなきゃだめなの…？」
「うん…これは天使と悪魔の戦いだから…」
「そんなぁっ…！」
「俺たちと一緒にいれば、みんなだって標的にされる。だから聖戦が始まったら…みんなは逃げて。俺たちから、離れて欲し「やだよ」
ニノ……。
「だからさぁ、何回言わせるの？俺たちは味方なんだって。世界中を敵に回しても俺たちは2人から離れないって。言ったばっかりでしょ？何も出来ないかも知れないけどさ、一緒に戦わせてよ。逃げろなんて言わないでよ」
「奴らの狙いは…俺なんだ」
言いにくかったけど。翔も頑張って、伝えることは伝えてくれたから。
俺もちゃんと言っておかないと。
「どう言うこと…？」
「俺…こんな頼りないけどさ…悪魔は俺が欲しいみたいなんだ…そのために力を植え付けてきたくらいだから。だから、聖戦って言う名目で、俺を手に入れようとしてる。聖戦が始まれば、俺どうなっちゃうか分かんない。もしかしたら、完全に悪魔になっちゃうかも知れない。みんなのこと、忘れるかも知れない。みんなを襲うかも知れない。みんなの命を……奪おうとするかもしれない」
どんなに怖いだろう。
どんなに寂しいだろう。
忘れるって。消えちゃうって。変わるって。
どんなに、儚いことだろう。
運命なんだ。こうなるって決まってるんだ。
俺が生まれた時から。みんなと出会った時から。
もう、知ってるんだ…解決する唯一の方法。
そうすれば、俺がどうなっちゃうかってことも…。
みんなの顔、見られなかった。
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ほっぺ大福(プロフ) - 美唯さん» 今年もよろしくお願いします(*^^*)もうすぐ移行となりますが、良かったら読んでやって下さい！ (2016年1月2日 17時) (
レス) id: 3fb09271d5 (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - あけましておめでとうございます(笑)また続き楽しみにしてますね(笑) (2016年1月1日 8時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ大福(プロフ) - 羅瑠亜さん» ありがとうございます(*^^*) 一応受験生なもので…(-_-;)更新遅くなるかも知れませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2015年12月12日 22時) (レス) id: 3fb09271d5 (このIDを非表示/違反報告)
羅瑠亜(プロフ) - 一気に読んでしまいました。とても面白かったです。勉学に小説に...とお疲れ様です＾＾応援しています。 (2015年12月12日 12時) (レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 智くん大丈夫かな…？｡続き楽しみにしてますね(笑) (2015年12月9日 16時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ大福 | 作成日時：2015年12月4日 15時
